「なんで私はいつも恋愛がうまくいかないんだろう…」
深夜、ベッドの中でそう呟いたことはありませんか?相手に振り回されて疲れ果てたり、好きな人の前で自分らしくいられなかったり。恋愛で悩んでいる人の多くが見落としている大切なことがあります。それは「自分を認める」ということ。
実は、素敵な恋愛の第一歩は、相手を探すことじゃなくて、自分自身と向き合うことから始まるんです。今日は、私自身の経験も交えながら、「自分を認める」ことがどれだけ恋愛を変えるのか、じっくりお話ししたいと思います。
そもそも「自分を認める」って、どういうこと?
「自分を認める」って聞くと、「自分の良いところを見つけること」だと思いがちですよね。でも、実はそれだけじゃないんです。
先月、友人の美咲から相談を受けました。彼女はこう言っていました。「私、ポジティブになろうって頑張ってるんだけど、なんだか疲れちゃって…」
そう、無理やり自分の良いところだけを見ようとするのは、本当の意味で自分を認めることとは違うんです。
私が心理カウンセラーの先生から教わったのは、「自分を認める」というのは、自分の長所も短所も、成功も失敗も、すべてひっくるめて「これが私なんだ」と受け入れることだということ。言い換えれば「自己受容」とも呼ばれます。
例えば、私は昔から遅刻が多い人間でした。それを「自分はダメだ」と否定するのではなく、「確かに時間管理が苦手な私もいる。でも、それも含めて私なんだ」と受け入れる。もちろん、改善の努力はしますが、まずは現実の自分を否定せずに認めることが大切なんです。
自分を認められないと、恋愛はどうなる?
私の20代前半は、まさに自分を認められない状態でした。その頃の恋愛を振り返ると、本当に苦しかったなと思います。
当時付き合っていた彼が、女友達と飲みに行くと言っただけで、胸がざわざわして眠れなくなったり。「私なんかよりも、あの子の方が可愛いし、面白いし…」って、勝手に比較して落ち込んでいました。
今思えば、これって全部「自分に自信がなかったから」なんですよね。自分の価値を信じられないから、相手の愛情だけが自分の存在価値の証明みたいになってしまって。
私の友人も同じような経験をしていました。彼女の場合は、付き合い始めは良いのに、いつも数ヶ月で「重い」と言われて振られてしまうパターン。聞いてみると、毎日のLINEの返信が遅いだけで不安になって、連続でメッセージを送ってしまったり、彼の予定を全部把握しようとしたり…。
「愛されているかどうか」を常に確認しないと不安で仕方なかったんです。これも、自分自身に価値を感じられていなかったからこそ起きていたこと。
依存型恋愛の苦しさを知っていますか?
自分を認められない状態での恋愛は、まるで砂の上に家を建てるようなもの。基盤がぐらぐらしているから、ちょっとしたことで崩れてしまいます。
私が完全に依存型恋愛に陥っていた時のエピソードをお話しします。
当時の彼とは大学で知り合い、付き合い始めて3ヶ月くらいの頃でした。彼が「今日はバイトで遅くなる」とメッセージを送ってきたんです。普通なら「お疲れさま、頑張って」で終わる話ですよね。
でも、その時の私は違いました。「本当にバイト?他の女の子と会ってるんじゃない?」という疑念が頭から離れなくなって…。結局、彼のバイト先の近くまで行って、本当にバイトしているか確認してしまったんです。
今思い返すと、本当に恥ずかしい。でも、その時は自分でも止められなかった。自分に価値を感じられないから、彼の愛情だけが心の支えになっていて、それを失うことが怖くて仕方なかったんです。
他人の評価に振り回される日々
自分を認められないもう一つの大きな問題は、他人の評価に過度に依存してしまうこと。
会社員時代、私は上司の一言一言に一喜一憂していました。褒められれば天にも昇る気持ち、少しでも否定的なことを言われれば、一日中落ち込む。同僚が自分より評価されているのを見ると、嫉妬で胸が苦しくなる。
恋愛でも同じでした。デートの時、彼が他の女性をちらっと見ただけで「私より魅力的だと思ってるんだ」と勝手に解釈して不機嫌になったり。SNSで彼が女友達の投稿に「いいね」をつけただけで、夜も眠れないくらい不安になったり。
本当に疲れる生き方をしていました。でも、それが「普通」だと思っていたんです。
転機となった出来事
私の人生の転機となったのは、28歳の時に参加した自己啓発セミナーでの出来事でした。
そこで講師の方が言った一言が、今でも忘れられません。
「あなたは、自分という花を咲かせようとせずに、他人の花を羨んでばかりいませんか?」
その瞬間、ハッとしました。確かに私は、いつも他人と比較して、自分にないものばかりを数えていた。でも、自分にしかない魅力や価値があることに、全く目を向けていなかったんです。
その日から、私は少しずつ「自分を認める」練習を始めました。
自分を認める練習、始めました
最初に始めたのは、毎晩寝る前に「今日の自分を3つ褒める」という習慣でした。
最初は本当に難しかった。「今日も何もできなかった」と思う日も多くて。でも、カウンセラーの先生が言っていた言葉を思い出しました。
「朝起きて、仕事に行って、ご飯を食べて、お風呂に入って。これだけでも十分すごいことなんですよ」
そうか、当たり前だと思っていることも、実はちゃんとできている自分を認めていいんだ。そう思えるようになってから、少しずつ自分への見方が変わってきました。
- 今日も無事に仕事を終えられた
- 同僚に笑顔で挨拶できた
- 健康的な夕食を作れた
こんな小さなことから始めました。
失敗も「私の一部」として受け入れる
自分を認める上で一番難しかったのは、失敗や欠点を受け入れることでした。
私には「整理整頓が苦手」という大きな欠点があります。部屋はいつも散らかっているし、バッグの中もぐちゃぐちゃ。これまでは、そんな自分が嫌で仕方なかった。
でも、ある時気づいたんです。整理整頓は苦手だけど、その分創造的な発想が得意だったり、柔軟に対応できたりする。完璧じゃない自分も、それはそれで個性なんだって。
過去の恋愛での失敗も同じです。元彼に振られた時、「私は恋愛下手だ」と自分を責めていました。でも今は「あの経験があったから、今の私がいる」と思えるようになりました。
少しずつ変わっていった自分
自分を認める練習を続けて半年くらい経った頃、周りから「最近雰囲気変わったね」と言われるようになりました。
具体的に何が変わったのか、振り返ってみると:
まず、他人の目を過度に気にしなくなりました。以前は「これを言ったら嫌われるかも」と考えすぎて、自分の意見を言えないことが多かった。でも、「私は私でいい」と思えるようになってから、素直に意見を言えるようになりました。
すると不思議なことに、むしろ周りからの信頼が増えたんです。「最近、本音で話してくれるようになったね」って言われることが増えました。
恋愛が劇的に変わった瞬間
そして、最も大きな変化は恋愛面でした。
29歳の時、友人の紹介で今の彼と出会いました。最初のデートの時、以前の私なら絶対にしなかったことをしました。それは、自分の欠点を素直に話したこと。
「実は私、すごく整理整頓が苦手で…部屋とかいつも散らかってるんです」
以前なら絶対に隠していたことを、笑いながら話せた自分に驚きました。すると彼も「僕も似たようなもんですよ」と笑ってくれて。その瞬間、肩の力がすっと抜けたのを覚えています。
もう相手に依存しない恋愛へ
新しい恋愛は、これまでとは全く違うものでした。
彼が友達と遊びに行っても、不安にならない。むしろ「楽しんできてね」と心から言える。LINEの返信が遅くても、「忙しいんだな」と普通に受け止められる。
なぜなら、私の価値は彼の愛情によって決まるものじゃないと分かっているから。私は私として価値があるし、彼は彼として素晴らしい。お互いが自立した個人として、支え合える関係。
これが本当の恋愛なんだと、初めて実感しました。
嫉妬や束縛から解放される方法
以前の私は、本当に嫉妬深い人間でした。彼が他の女性と話しているだけで胸がざわざわして、つい束縛的な行動を取ってしまっていました。
でも、自分を認められるようになってから、この感情とも上手く付き合えるようになりました。
ポイントは、嫉妬の感情自体を否定しないこと。「あ、今嫉妬してるな」と認識して、その上で「でも、それは私の不安から来てるだけで、彼が悪いわけじゃない」と冷静に考えられるようになりました。
私の友人は、嫉妬した時にこんな方法を使っています。
「嫉妬してる自分に気づいたら、一度深呼吸をして、『私は私で素敵』って心の中で唱えるの。そうすると、不思議と落ち着くんだよね」
ポジティブ思考の本当の意味
自分を認めることと、無理にポジティブになることは違います。
私も最初は勘違いしていました。「ポジティブにならなきゃ」と思って、ネガティブな感情を押し殺そうとしていたんです。でも、それは逆効果でした。
本当のポジティブ思考は、ネガティブな感情も含めて自分を受け入れた上で、前向きな選択をすること。
例えば、仕事で失敗した時。以前なら「私はダメな人間だ」で終わっていました。今は「失敗したのは事実。でも、ここから何を学べるかな?」と考えられるようになりました。
対等な関係を築くために必要なこと
自分を認められるようになって、初めて対等な恋愛関係を築けることに気づきました。
以前の私は、相手に対して卑屈になることが多かった。「こんな私と付き合ってくれてありがとう」みたいな気持ちが常にあって。でも、それって対等じゃないんですよね。
今は違います。「私にも彼にも、それぞれ素晴らしいところがある。だから一緒にいる」というスタンス。お互いを尊重し合いながら、時には意見の違いも認め合える。
これができるようになったのは、自分の価値を自分で認められるようになったから。
実践!自分を認める具体的な方法
ここまで読んで「じゃあ、どうやって自分を認めればいいの?」と思った方のために、私が実践して効果があった方法をご紹介します。
「いいところ探し日記」をつける
毎日寝る前に、その日の自分のいいところを3つ書き出す。最初は「朝ちゃんと起きられた」レベルでOK。慣れてくると、もっと深い発見ができるようになります。
失敗を「経験値」に変換する
失敗した時は「何を学んだか」を必ず書き出す。「告白して振られた」→「勇気を出して行動できた自分を褒める。次はもっと相手のことを知ってから告白しよう」みたいに。
他人との比較をやめる練習
SNSを見て他人と比較しそうになったら、「Stop! 比較タイム」と心の中で唱える。そして「今の私にできることは何かな?」と自分に問いかける。
感情に名前をつける
不安な時は「今、不安ちゃんが来てる」みたいに感情を擬人化。そうすると、感情に飲み込まれずに済みます。
小さな成功体験を積み重ねる
高すぎる目標ではなく、確実に達成できる小さな目標を作る。「今日は10分早く起きる」「野菜を一品多く食べる」など。達成したら必ず自分を褒める。
完璧主義からの解放
私が自分を認められなかった大きな原因の一つは、完璧主義でした。
「完璧じゃない自分は価値がない」という思い込みが強くて、少しでも失敗すると自己否定のスパイラルに陥っていました。
でも、ある時気づいたんです。私が憧れている人たちも、実は完璧じゃない。むしろ、欠点があるからこそ人間味があって魅力的なんだって。
今は「完璧じゃなくていい。むしろ完璧じゃない方が人間らしくていい」と思えるようになりました。この考え方の転換は、本当に人生を楽にしてくれました。
周りのサポートを借りる勇気
自分を認める過程で、一人で頑張る必要はありません。
私は当初、「自分のことは自分で解決しなきゃ」と思っていました。でも、信頼できる友人に話を聞いてもらったり、時にはカウンセラーの力を借りたりすることで、劇的に改善速度が上がりました。
特に効果的だったのは、友人に「私のいいところを10個挙げて」とお願いしたこと。自分では気づかなかった長所をたくさん教えてもらえて、新しい自分を発見できました。
パートナーとの関係が深まる瞬間
自分を認められるようになってから、パートナーとの関係も格段に深まりました。
以前は、ケンカをすると「私が悪いんだ」と一方的に自分を責めるか、逆に相手のせいにして責任転嫁するかのどちらかでした。
今は違います。「私にも非があったし、彼にも非があった。じゃあ、どうしたらお互いにとって良い解決策が見つかるかな?」と建設的に考えられるようになりました。
これができるのは、自分を否定も過大評価もせず、ありのままの自分を認められているから。
恋愛以外にも広がる好影響
自分を認めることの効果は、恋愛だけに留まりません。
仕事面では、以前より積極的に意見を言えるようになり、新しいプロジェクトにも挑戦できるようになりました。失敗を恐れすぎなくなったんです。
友人関係も良好になりました。自分を偽らなくなったことで、本当の意味で心を開ける友人が増えました。表面的な付き合いから、深い信頼関係へと変化していきました。
そして何より、毎日が楽しくなりました。「今日はどんな自分を発見できるかな」という期待感を持って目覚められるようになったんです。
時には後戻りもあるけれど
正直に言うと、今でも時々、昔の自分に戻りそうになることがあります。
特に疲れている時や、大きな失敗をした時。「やっぱり私なんて…」という声が頭の中で聞こえてきます。
でも、大丈夫。そんな時は「あ、また昔の癖が出てるな」と気づいて、深呼吸。そして、これまでに積み重ねてきた「自分を認める練習」を思い出します。
完璧に自分を認められる人なんていません。揺れ動きながら、少しずつ前進していけばいいんです。
あなたへのメッセージ
もし今、恋愛で悩んでいるなら。相手に振り回されて疲れているなら。自分に自信が持てないなら。
まずは、今のありのままの自分を認めることから始めてみませんか?
「ダメな部分もある私」「失敗もする私」「完璧じゃない私」
それら全てを含めて「私」なんだと受け入れること。それが、素敵な恋愛への第一歩です。
私ができたんだから、あなたにも必ずできます。最初は小さな一歩から。毎日少しずつ、自分を認める練習をしてみてください。
きっと半年後、1年後には、今とは違う景色が見えているはずです。自分を大切にできる人は、相手も大切にできる。そして、相手からも大切にされる。
そんな素敵な恋愛が、あなたを待っています。
今日から始める小さな一歩が、明日の大きな変化につながることを信じて。あなたの恋愛が、もっと輝かしいものになることを心から願っています。
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