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裏切りの後に—彼氏の浮気から自分を立て直す具体的ステップと実体験

「彼の携帯に見知らぬ女性からのメッセージを見つけた時、世界が止まったような感覚でした」

これは、私の友人が語った言葉です。恋人の浮気を知った瞬間、多くの女性が感じる衝撃と混乱は、言葉では言い表せないほど深いもの。頭では「冷静になれ」と分かっていても、心は激しく揺れ動き、何をどうすればいいのか分からなくなってしまいます。

あなたも今、そんな状況にいるのでしょうか?

私は恋愛カウンセラーとして10年以上、浮気の問題で苦しむ多くの女性たちと向き合ってきました。そして、その経験から言えることは——この辛い経験を乗り越え、むしろ自分を成長させるチャンスに変えることは可能だということです。

今回は、彼氏の浮気が発覚した時の対処法について、具体的なステップと実際の体験談を交えながら詳しくお伝えします。この記事があなたの心の整理と、次のステップへの指針になれば幸いです。

■ 第1ステップ:感情を落ち着かせ、事実を確認する

浮気の兆候を見つけた瞬間、怒りや悲しみ、不安といった感情が一気に押し寄せてくるでしょう。まるで感情の津波に飲み込まれるような感覚かもしれません。でも、そんな時こそ、まずは深呼吸して冷静さを取り戻すことが最も重要です。

◇ 感情を抑える具体的な方法

  1. 深呼吸を繰り返す 胸がしめつけられるような感覚があっても、まずは3回、ゆっくりと深呼吸してみましょう。「吸って、止めて、吐く」というリズムを意識すると、自律神経が整いやすくなります。

  2. その場を離れる勇気を持つ 彼のスマホにメッセージを見つけたり、友人から浮気の目撃情報を聞いたりした直後は、すぐに彼を問い詰めたくなるものです。でも、感情が高ぶっている状態での対決は、事態を悪化させるだけ。一度その場を離れ、自分の気持ちを落ち着かせる時間を持ちましょう。

  3. 証拠を冷静に整理する 浮気の可能性を示す情報を、できるだけ客観的に整理してみましょう。メッセージなら、スクリーンショットを撮っておく。目撃情報なら、詳細をメモしておくなど、冷静な判断のための材料を集めます。

28歳のミキさんは、彼氏のスマホに知らない女性からの親密なメッセージを見つけた時の経験をこう語ります。

「最初は頭が真っ白になって、その場で彼を問い詰めようかと思いました。でも、直感的に『今はダメだ』と思い、スクリーンショットを撮って家に帰りました。その夜、親友に電話して状況を話したんです。親友は『明日、冷静に話せる状態になってから聞いた方がいいよ』とアドバイスしてくれて。一晩寝て感情を落ち着かせてから彼に連絡したおかげで、泣き叫んだり感情的な責め立てをしたりせずに済みました」

◇ 事実確認のためのポイント

  1. 具体的な証拠を集める 浮気を疑う理由には様々なものがあります——不審なメッセージ、帰宅時間の変化、友人からの目撃情報など。こうした情報をできるだけ具体的に集めておくことで、後の話し合いがスムーズになります。

  2. 思い込みと事実を区別する 「彼が最近冷たい」「連絡が減った」といった感覚的な変化と、「実際に他の女性とデートしていた」といった具体的な事実は区別して考えましょう。感覚だけで責めると、誤解を招く可能性があります。

  3. 信頼できる人に相談する 一人で抱え込まず、信頼できる友人や家族に相談してみましょう。ただし、相談相手は口が堅く、冷静な判断ができる人を選ぶことが大切です。

32歳のアヤさんは、友人からの情報で彼氏の浮気を知りました。

「友人から『彼氏さんが他の女性と手をつないで歩いているのを見た』と連絡があって、頭が真っ白になりました。でも、すぐに彼を責めるのではなく、いつ、どこで、どんな状況だったのかを詳しく聞き、証拠として残しておきました。それから姉に相談したんです。姉は『まずは彼の話を聞いてみなよ。見間違いの可能性もあるし、もし本当だとしても、どうしたいのかを自分で決めるべきだよ』とアドバイスしてくれて。冷静に考える時間を持てたことが、その後の対応に役立ちました」

このように、最初の感情的な衝撃を乗り越え、冷静に事実を確認することが、その後の適切な判断につながります。焦らず、自分のペースで次のステップに進みましょう。

■ 第2ステップ:彼氏と話し合う——感情的対決ではなく対話を

浮気の疑いが強まったら、次は彼氏と直接話し合うことが必要です。ただし、この話し合いは感情的な対決ではなく、事実を確認し、お互いの気持ちを伝え合うための「対話」であることを心に留めておきましょう。

◇ 効果的な話し合いのための準備

  1. 適切な場所と時間を選ぶ プライバシーが保たれ、十分な時間が取れる場所を選びましょう。カフェや自宅など、二人で落ち着いて話せる環境が理想的です。また、お互いに時間的余裕がある時を選ぶことも大切です。

  2. 伝えたいことをあらかじめ整理しておく 感情的になりすぎないよう、話したいことをメモにまとめておくと良いでしょう。具体的な質問や確認したい事実、自分の気持ちなどを箇条書きにしておくと、話し合いがブレにくくなります。

  3. 非難ではなく「私メッセージ」を使う 「あなたは浮気した」という非難ではなく、「私はこれを見て傷ついている」という自分の気持ちを伝える言い方(心理学では「Iメッセージ」と呼ばれます)を心がけましょう。これにより、彼が防衛的になりにくくなります。

◇ 話し合いの進め方

  1. まずは事実確認から 「最近、気になることがあって話したいんだけど」と切り出し、あなたが知っている事実や気になっている点を冷静に伝えましょう。この時、感情的な責めは避け、「これはどういう意味?」「これについてどう説明してくれる?」といった質問の形で伝えるのが効果的です。

  2. 彼の反応を注意深く観察する 彼の反応は非常に重要な情報です。誠実に謝罪し説明しようとするのか、逆ギレしたり言い訳を並べたりするのか、あるいは完全に否定するのか。この反応から、彼の誠実さや関係修復の可能性を見極める手がかりが得られます。

  3. 自分の気持ちと今後について伝える 事実確認の後は、あなたがどう感じているかを正直に伝えましょう。そして、今後どうしたいのか(時間が欲しい、関係を見直したい、条件付きで続けたいなど)についても、可能な範囲で伝えることが大切です。

25歳のユカさんは、彼氏との話し合いをこう振り返ります。

「彼のスマホに元カノとの親密なメッセージを見つけた後、一週間ほど考えて話し合いの場を設けました。カフェで『あなたと元カノのやり取りを見てしまったんだけど、これはどういう関係なの?』と、できるだけ冷静に尋ねたんです。彼は最初、『ただの友達』と言いましたが、私が『でもこのメッセージの内容は友達以上に見える』と具体的に指摘すると、黙り込んでしまいました。

そこで私は『正直に話してくれないと、もっと信頼できなくなる』と伝えました。すると彼は『実は別れた後も連絡を取り合っていて…でも肉体関係はない』と認めたんです。私は『嘘をついたことと、私の知らないところでそういう関係を続けていたことに傷ついた』と正直に伝え、『しばらく距離を置いて考えたい』と提案しました。彼は泣いて謝りましたが、私は感情に流されず、自分の気持ちを整理する時間を取ることにしたんです」

◇ 話し合いで避けるべきこと

  1. 感情的な責め立て 「なんでこんなことをしたの!」「最低!」といった感情的な責め立ては、建設的な対話を妨げます。どんなに辛くても、事実と自分の気持ちを冷静に伝えることに集中しましょう。

  2. 仮定や思い込みでの追及 確かな証拠がないことを「絶対こうに違いない」と決めつけるのは避けましょう。「〇〇と言われたけど、本当?」「これはどういう意味?」と、彼の説明を聞く姿勢が大切です。

  3. その場での決断を急ぐ 関係を続けるか終わらせるかといった大きな決断は、感情が高ぶっている状態では避けましょう。「考える時間が欲しい」と伝え、冷静に判断する時間を自分に与えることが重要です。

31歳のサオリさんは、彼氏との話し合いで気をつけたことをこう語ります。

「友人から彼が合コンに参加していたと聞いて、すぐに問い詰めたいという気持ちを抑え、週末に落ち着いて話せる時間を作りました。話す前に『感情的になりすぎない』『彼の言い分もちゃんと聞く』『その場で結論を出さない』という3つのルールを自分に課したんです。

実際に話してみると、彼は最初『友達に無理やり連れていかれただけ』と言い訳していましたが、私が『それでも私を大切にしているなら断るべきだったと思う』と冷静に伝えると、徐々に態度が変わってきました。最終的に彼は『正直に言うと、最近マンネリを感じていた』と本音を話してくれて…。その場では結論を出さず、『お互いに考える時間を持とう』と提案しました。冷静に話せたからこそ、関係の本質的な問題に気づけたと思います」

このように、感情的にならず、対話を重視した話し合いは、単に浮気の事実を確認するだけでなく、関係の根本的な問題を見つめ直す機会にもなります。自分を大切にしながらも、冷静さを保つ勇気を持ちましょう。

■ 第3ステップ:自分の気持ちを整理する——心と向き合う時間

彼との話し合いを経て、次に大切なのは自分自身の気持ちと向き合う時間です。浮気という裏切りは、あなたの自尊心や価値観、将来への信頼に大きな影響を与えます。感情に流されるのではなく、自分が本当はどう感じているのか、何を望んでいるのかを丁寧に探る時間を持ちましょう。

◇ 感情を整理する方法

  1. 書き出してみる 頭の中でぐるぐる回る思考を、紙に書き出してみましょう。日記形式でも、箇条書きでも構いません。「今の気持ち」「彼への思い」「この関係で大切にしたいこと」「譲れないこと」など、様々な角度から自分の気持ちを言語化することで、混乱した感情が整理されていきます。

  2. 自分に問いかける重要な質問 以下のような質問を自分に投げかけ、じっくり考えてみましょう:

  • 彼を本当にまだ愛しているか?
  • 彼との信頼関係を再構築できると思うか?
  • 浮気の原因は何だと思うか?(単なる過ち?関係の問題?性格の問題?)
  • この関係を続ける価値はあるか?
  • 5年後、この選択を振り返ってどう感じるだろうか?
  1. 一人の時間を意識的に作る 友人や家族の意見も大切ですが、最終的な決断は自分自身のもの。スマホを離れ、静かな場所で一人の時間を持つことで、自分の内なる声に耳を傾けられるようになります。

30歳のナオミさんは、彼氏の浮気発覚後、自分と向き合った経験をこう語ります。

「彼が浮気を認めた後、『一週間、連絡を取らない時間が欲しい』と伝えました。その間、毎晩日記を書き、自分の気持ちを整理していったんです。最初の数日は怒りや悲しみで涙が止まりませんでしたが、徐々に『この関係は本当に私を幸せにしてくれるのか?』『彼のどこに惹かれていたのか?』といった本質的な問いが浮かんできました。

一人の時間を過ごすうちに、実は私自身、彼との関係に満足していなかったことに気づいたんです。『浮気はきっかけに過ぎない、私たちの関係にはもっと根本的な問題があった』という気づきがあって…最終的に『信頼を取り戻すのは難しい』と感じ、別れを決断しました」

◇ 専門家のサポートを受ける

感情の整理が難しかったり、判断に迷ったりする場合は、カウンセラーや心理士などの専門家に相談することも検討しましょう。第三者の客観的な視点が、自分では気づかなかった感情や思考パターンに光を当ててくれることがあります。

34歳のマキさんは、専門家のサポートを受けた経験をこう振り返ります。

「彼の浮気が発覚した後、友人や家族に相談しても『別れるべき』『許すべき』と意見が分かれて、かえって混乱してしまったんです。そこで、恋愛カウンセラーに相談することにしました。カウンセラーは私の意見を押し付けることなく、『あなたはどうしたいですか?』『その選択をした場合、どんな結果を望みますか?』といった質問を通じて、私自身の気持ちと向き合う手助けをしてくれました。

特に印象的だったのは、『浮気の事実は変えられないけど、それをどう解釈し、どう行動するかはあなた次第』という言葉。これをきっかけに、被害者意識から抜け出し、自分の幸せは自分で選択するんだという主体性を取り戻せたと思います」

このように、自分の気持ちを丁寧に整理する時間を持つことは、次のステップへの重要な準備となります。浮気という辛い経験も、自分自身をより深く理解するきっかけに変えることができるのです。

■ 第4ステップ:関係を続けるか、別れるかを決める——自分を尊重する選択

自分の気持ちを整理した後、いよいよ「関係を続けるか、別れるか」という決断の時です。これは非常に個人的な選択であり、正解は一つではありません。あなたの価値観、状況、そして彼の態度によって、最善の選択は変わってきます。どちらを選ぶにしても、自分を尊重する選択をしましょう。

◇ 関係を続ける場合の道筋

浮気された関係を修復するのは簡単ではありませんが、不可能ではありません。以下の条件が揃っている場合、関係の修復を考える価値があるかもしれません:

  1. 彼が誠実に謝罪し、責任を認めている 単なる言い訳ではなく、自分の行動の責任を認め、あなたの気持ちを理解しようとする姿勢があるか確認しましょう。「二度としない」という言葉だけでなく、行動で示す意欲が大切です。

  2. 信頼回復のための具体的な行動を取る意思がある 例えば、浮気相手との連絡を完全に絶つ、SNSやメッセージを開示する、カップルカウンセリングに通うなど、信頼を取り戻すための具体的な行動に合意できるか話し合いましょう。

  3. 関係の根本的な問題に向き合う姿勢がある 浮気は多くの場合、関係の別の問題(コミュニケーション不足、すれ違い、マンネリなど)の表れでもあります。その根本的な問題に二人で向き合い、改善していく意思があるか確認しましょう。

27歳のレイカさんは、浮気の危機を乗り越えた経験をこう語ります。

「彼の浮気が一度きりの過ちだったことと、彼が心から反省していることを確認した上で、関係を続ける決断をしました。ただし、いくつかのルールを設けたんです。『浮気相手とのすべての連絡を断つこと』『お互いのスマホを隠さないこと』『週に一度は本音で話す時間を持つこと』などです。

最初の数ヶ月は、彼を信じられず何度も疑ってしまう自分との闘いでした。でも、彼が約束を守り続け、私の気持ちに寄り添ってくれる姿を見て、少しずつ信頼を取り戻していきました。実は浮気をきっかけに、お互いの関係を見つめ直したことで、コミュニケーションが深まったと感じています」

◇ 別れる場合の心構え

一方、以下のような場合は、関係を終わらせることも自分を守るための勇気ある選択かもしれません:

  1. 彼が謝罪せず、責任を認めない 浮気を否定し続ける、あなたのせいにする、真摯に謝罪しないなど、責任ある態度が見られない場合は、関係の修復は難しいでしょう。

  2. 繰り返される浮気や嘘 一度ではなく複数回の浮気が発覚した場合や、話し合いの中でも嘘をつき続ける場合は、行動パターンが変わる可能性は低いと考えた方が現実的です。

  3. 自分の心が関係を続ける準備ができていない どんなに彼が謝罪しても、あなた自身が許せない、信頼を取り戻せないと感じるなら、無理に関係を続ける必要はありません。自分の心に正直になることも大切です。

29歳のモモカさんは、別れを選んだ経験をこう振り返ります。

「彼の浮気発覚後、何度か話し合いましたが、彼は最初『ただの友達』と嘘をつき、証拠を突きつけても『お前が疑うから』と責任転嫁してきました。そこで気づいたんです——これは浮気という行為だけでなく、誠実さや責任感という、関係の土台に関わる問題なんだと。

別れを伝えた時、彼は急に態度を変えて『やり直したい』と泣きましたが、私の心は決まっていました。別れは辛かったけど、『自分の価値を下げてまで続ける関係ではない』という思いが、決断を支えてくれました。今振り返ると、あの別れがあったからこそ、自分を大切にする強さを身につけられたと思います」

どちらの選択をするにしても、自分の気持ちと価値観に正直であることが最も重要です。他人の意見に流されず、「将来の自分」が納得できる選択をしましょう。

■ 第5ステップ:自分を癒し、前を向く——自己肯定感の回復

浮気という経験は、関係を続けるにせよ別れるにせよ、あなたの心に大きな傷を残すことでしょう。この段階では、意識的に自分を癒し、自己肯定感を取り戻す時間を持つことが大切です。

◇ 心の傷を癒す具体的な方法

  1. 自分を大切にする時間を作る 自己ケアの時間を意識的に作りましょう。好きな本を読む、映画を観る、入浴剤を使ったバスタイムを楽しむ、自然の中で過ごすなど、自分を慈しむ行動を増やしていきます。

  2. 新しい趣味や目標にチャレンジする 新しいことに挑戦することで、「浮気された被害者」という枠を超えた自分の可能性に気づくことができます。料理教室、ダンス、語学、旅行など、以前から興味があったことに挑戦してみましょう。

  3. サポートシステムを活用する 信頼できる友人や家族との時間を大切にし、必要なら専門家のカウンセリングも検討しましょう。一人で抱え込まず、感情や経験を共有することで、心の負担は軽くなります。

32歳のエミさんは、浮気をきっかけに自分を見つめ直した経験をこう語ります。

「別れを選んだ後、しばらく自分を責めていました。『私に魅力がないから浮気されたんだ』と。でも、親友が『それは彼の問題であって、あなたは十分素敵よ』と何度も言ってくれて…少しずつ自信を取り戻していきました。

一番の転機は、昔から興味のあったヨガと瞑想を始めたこと。『自分を愛する』というヨガの哲学に触れ、自分自身との関係を深めていくうちに、『他者の行動で自分の価値が決まるわけではない』と実感できるようになりました。3か月後には新しい恋愛にも前向きになれていて、自分の変化に驚いたものです」

◇ 自己肯定感を高めるための日々の実践

  1. 自分の長所や成果を認める習慣 毎日、小さなことでも自分の良いところや達成したことをノートに書き留めましょう。自己肯定感は、自分を認める小さな積み重ねから育まれます。

  2. 否定的な自己対話に気づき、書き換える 「私には価値がない」「また同じ過ちを繰り返すかも」といった否定的な思考に気づいたら、意識して「私には多くの魅力がある」「この経験から学び、成長している」といった肯定的な言葉に置き換えましょう。

  3. 感謝の気持ちを育む 辛い経験の中でも、感謝できることに目を向ける習慣を持ちましょう。支えてくれる友人、健康な体、小さな喜びなど、日々の幸せに気づくことで、心の回復力が高まります。

35歳のトモミさんは、自己肯定感を取り戻す過程をこう振り返ります。

「浮気をきっかけに別れた後、しばらく自信を失っていました。そんな時、カウンセラーから『毎日、自分へのありがとうノートをつけてみては?』とアドバイスされたんです。最初は照れくさかったけど、『今日もがんばった自分、ありがとう』『健康な体に感謝』など、小さなことを書き留めていくうちに、自分を大切に思う気持ちが少しずつ戻ってきました。

また、『私は〇〇な女性になる』という肯定文を作り、鏡を見るたびに唱えるようにしました。3か月続けたころには、鏡の中の自分を以前より好きになれていて。この習慣のおかげで、次の恋愛では『自分に自信を持って』関係を築けるようになりました」

このように、自分を癒し、自己肯定感を回復させる時間は、浮気という辛い経験を乗り越え、より強くなるための大切なプロセスです。時間がかかっても、焦らず自分のペースで進んでいきましょう。

■ 第6ステップ:再発防止のために学ぶ——次の恋愛に活かすこと

浮気の経験から学び、次の恋愛(現在の彼氏との関係を続ける場合も含め)でより健全な関係を築くために、この機会に自分の恋愛パターンや価値観を見直してみましょう。

◇ 自分の恋愛パターンを客観的に見つめる

  1. 過去の恋愛に共通点はあるか これまでの恋愛を振り返り、パートナーのタイプや関係の進み方、問題点などに共通するパターンがないか探ってみましょう。例えば、「いつも尽くしすぎてしまう」「相手の言動に過剰に反応してしまう」といったパターンに気づくかもしれません。

  2. 何を譲り過ぎていなかったか 浮気が起きた関係では、自分の気持ちや価値観を抑え、相手に合わせすぎていなかったでしょうか。また、「おかしい」と感じる直感を無視していなかったでしょうか。自分の境界線を見直す機会にしましょう。

  3. 関係の中で足りなかったものは何か コミュニケーション、信頼、尊重、親密さ…関係の中で満たされていなかったニーズに気づくことで、次の関係でより意識的に大切にすべきことが見えてきます。

29歳のサヤカさんは、自分の恋愛パターンに気づいた経験をこう語ります。

「彼の浮気をきっかけに、過去の恋愛を振り返ってみたら、私はいつも『相手に認められたい』という気持ちが強く、自分の意見を言えない関係を作っていたことに気づきました。浮気された彼との関係でも、『彼を失いたくない』という恐れから、おかしいと感じることも指摘できず、自分の時間や友人関係も犠牲にしていたんです。

この気づきから、『健全な関係とは互いを尊重し合うもの』という新しい基準を持つようになりました。今の彼とは『自分の意見をしっかり伝える』『相手に依存しすぎない』ということを意識しています。以前より対等で健全な関係が築けていると感じます」

◇ 健全な関係の基準を明確にする

  1. 「譲れないもの」リストを作る 次の恋愛で絶対に大切にしたい価値観や境界線をリストアップしましょう。例えば、「嘘をつかないこと」「お互いのプライバシーを尊重すること」「定期的に本音で話す時間を持つこと」など、あなたにとって重要な条件を明確にします。

  2. 警告サインに敏感になる 過去の経験から、不誠実さや問題の兆候を示す「警告サイン」に気づけるようになっているはずです。それらのサインを無視せず、早い段階で対話する勇気を持ちましょう。

  3. コミュニケーションスキルを磨く 健全な関係の鍵は良好なコミュニケーション。自分の気持ちや考えを適切に伝える方法、相手の話を深く聴く技術、建設的に対話する方法などを意識的に学んでいきましょう。

33歳のユリコさんは、浮気の経験から学んだことをこう語ります。

「浮気された後、『私にとって健全な関係とは何か』を真剣に考えました。そして、次の恋愛では最初の段階で『私にとって大切なこと』を伝える勇気を持ちました。『誠実さを何より大切にしたい』『問題があれば率直に話し合いたい』と。

また、『この人は本当に信頼できるか』を見極めるために、相手の言動の一貫性や、約束を守るかどうかをじっくり観察するようになりました。以前の私なら見逃していたような小さな不誠実さにも敏感になり、早い段階で対話することで、関係の質が格段に上がったと感じています」

浮気という辛い経験も、次の恋愛をより健全で豊かなものにするための貴重な学びとなります。過去に囚われるのではなく、その経験から得た知恵を未来に活かしていきましょう。

■ 注意点:やってはいけないこと——自分の品格を保つために

最後に、浮気発覚後にやってはいけないこと、避けるべき行動についてお伝えします。感情的になるのは自然なことですが、以下のような行動は状況を悪化させるだけでなく、あなた自身の尊厳も傷つけてしまいます。

◇ 感情的な復讐行為を避ける

怒りや悲しみから、浮気相手や彼氏に対して復讐したくなる気持ちは理解できます。しかし、SNSでの中傷、個人情報の暴露、物を壊すなどの行為は、一時的なカタルシスをもたらすかもしれませんが、長期的には自分自身を傷つけることになります。

法的なトラブルを招く可能性もありますし、何より「被害者」としての正当な立場を失ってしまいます。感情をぶつけたい時は、信頼できる人に話を聞いてもらったり、スポーツや創作活動でエネルギーを発散させたりする健全な方法を選びましょう。

◇ 自己否定のループに陥らない

「私に魅力がないから」「私が足りなかったから浮気された」と自分を責める思考は、非常に自然な反応ですが、実際には浮気は彼の選択であり、あなたの価値とは無関係です。完璧な関係や完璧なパートナーは存在せず、問題があっても浮気という選択をしない人もたくさんいます。

自己否定の思考に気づいたら、「これは事実ではなく、今の感情から来る思い込みだ」と認識し、前述した自己肯定感を高める実践に立ち返りましょう。

◇ 即断即決を避ける

ショックや怒りの渦中にある時は、冷静な判断が難しいもの。「すぐに別れる」「すぐに許す」といった大きな決断は、感情が落ち着いてから行うべきです。少なくとも数日、できれば1〜2週間は、自分の気持ちを整理する時間を取りましょう。

時間をかけて考えた決断こそ、後から「あの時、もっと冷静に考えれば…」と後悔する可能性が低くなります。

◇ SNSでの感情的な発信に注意

ショックや悲しみから、SNSで浮気の事実や気持ちを発信したくなる気持ちも理解できます。しかし、一度ネット上に出た情報は完全には消せません。また、公の場で関係の問題を晒すことは、あなた自身のプライバシーや尊厳も損なう可能性があります。

感情を共有したい時は、信頼できる友人に直接話す、匿名のカウンセリングサービスを利用するなど、より安全な方法を選びましょう。

31歳のカナさんは、後から後悔した経験をこう語ります。

「彼の浮気が発覚した夜、怒りと悲しみで頭が真っ白になり、Instagramに『信じていた人に裏切られた。男なんて信じられない』と投稿してしまいました。翌日冷静になって削除したものの、すでに友人や同僚の多くが見ていて…。

後日、状況が落ち着いて彼と話し合い、実は誤解もあったことがわかったんです。でも、SNSの投稿のせいで周囲に『彼は浮気した』という印象が広まってしまい、彼も傷ついたし、私自身も『感情的な人』という印象を持たれてしまった。あの時、もう少し冷静に対応していれば…と後悔しています」

感情的な時こそ、一呼吸置いて「この行動は後から後悔しないか」と自問することが大切です。自分の品格と尊厳を守るためにも、冷静さを保つ努力をしましょう。

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