好きな人がバツイチだと知ったとき、あなたはどんな気持ちになりましたか。少し戸惑ったかもしれませんし、もしかしたら不安な気持ちが芽生えたかもしれません。それでも、彼のことが好きだから、この先のことを真剣に考えている。そんなあなたの気持ち、とてもよくわかります。
バツイチの彼氏との結婚は、初婚同士のカップルとはまた違った複雑さがあることは確かです。でも、だからこそ慎重に、そして丁寧に向き合っていけば、より成熟した深い絆で結ばれた関係を築くこともできるんです。今日はそんなバツイチの彼との結婚を考えているあなたに、後悔しないために知っておいてほしいことをお伝えしていきたいと思います。
彼の過去を知ることは、彼を理解する第一歩になります。でもそれは、彼を責めるためでも、過去にこだわり続けるためでもありません。これから一緒に未来を歩んでいくために、お互いをもっと深く知るためなんです。
まず大切なのは、彼がなぜ離婚に至ったのか、その理由をきちんと理解することです。これは単なる好奇心からではなく、これから先、同じことが繰り返される可能性があるのかどうかを見極めるために必要なことなんですね。
離婚の理由は本当に様々です。浮気や不倫といった問題、金銭感覚のズレから生じたトラブル、性格が合わなかった、価値観の違い、義理の家族との関係、仕事と家庭のバランスが取れなかった、あるいは単純にタイミングが悪かっただけということもあります。
ここで大事なのは、彼がその経験から何を学んだのか、どう成長したのかということです。人は失敗から学び、成長する生き物です。離婚という辛い経験を経て、彼は自分の何を変えようと努力してきたのでしょうか。もし彼が過去を振り返って、自分の至らなかった点を認め、改善しようとしているなら、それは大きな希望の光になります。
反対に、離婚の原因をすべて元妻のせいにしている、自分には全く非がなかったと言い張る、過去を振り返ろうともしないという態度が見られたら、少し立ち止まって考える必要があるかもしれません。なぜなら、人間関係の問題は一方だけの責任ということはほとんどないからです。
私の友人にこんな人がいました。彼女の彼氏は離婚理由を「価値観の不一致」と説明していました。でも彼女はそこで終わりにせず、もっと具体的に聞いてみたんです。すると、彼は自分が仕事を優先しすぎて家庭を顧みなかったこと、妻の話をちゃんと聞いてあげられなかったことを素直に認めました。そして今は、仕事と私生活のバランスを大切にするよう心がけている、相手の話をしっかり聞くことの大切さを学んだと話してくれたそうです。
この正直さと、自分を見つめ直す姿勢に彼女は心を打たれ、この人となら大丈夫だと思えたと言っていました。こういう会話ができるかどうかは、本当に大きなポイントになります。
次に考えなければならないのが、元妻との現在の関係です。これは特に、お二人の間に子供がいる場合は避けて通れない問題になってきます。
子供がいれば、当然ながら元妻との連絡は続きます。子供の学校行事のこと、体調のこと、成長の様子、養育費のこと。親としての責任がある以上、これは必要なコミュニケーションです。でもあなたにとっては、彼が元妻と連絡を取り合っているという事実が、時に不安や嫉妬の種になることもあるでしょう。
ここで大切なのは、透明性です。彼がどのくらいの頻度で元妻と連絡を取っているのか、子供とはどのように会っているのか、養育費はいくら払っているのか。こういったことをオープンに話し合える関係性を築くことが何より重要です。
隠し事があったり、曖昧な部分が多かったりすると、不信感が募ってしまいます。でも逆に、彼があなたに対して正直に状況を説明してくれる、必要に応じてあなたも元妻とのやり取りを見せてくれる、そういう誠実な態度を示してくれるなら、安心できますよね。
実際、ある女性は彼が元妻と頻繁にメッセージのやり取りをしていることに悩んでいました。でも思い切ってそれを彼に伝えたところ、彼は「子供のことで必要な連絡だけど、君が不安に思うなら内容を見せるよ」と言ってくれたそうです。実際に見てみると、本当に子供の学校や習い事についての事務的な連絡ばかりで、彼女の不安は解消されました。
もし彼に子供がいるなら、あなた自身もその子供との関係をどう築いていくか考える必要があります。継母という立場は決して楽なものではありません。子供はあなたを受け入れてくれないかもしれないし、元妻との比較に悩むこともあるでしょう。でもそれでも、子供は罪のない存在です。彼の一部として、その子供も愛せるかどうか、自分の心に正直に問いかけてみてください。
経済的な問題も、現実的にしっかり向き合わなければならない部分です。バツイチの彼には、元妻や子供に対する経済的な責任が継続していることが多いですからね。
養育費は通常、子供が成人するまで支払い続けなければなりません。慰謝料の支払いが残っている場合もあります。これらの金額は決して小さくないことが多く、あなたとの結婚後の生活設計に大きく影響してきます。
例えば、毎月の養育費が5万円だとしたら、年間で60万円です。子供が18歳になるまであと10年あれば、600万円。これだけのお金が確実に出ていくわけです。もちろん、これは親としての当然の責任ですし、それを否定するつもりは全くありません。でも、あなたたちの生活にどう影響するかは、現実問題として考えておく必要があります。
新居の購入を考えているなら、頭金が少なくなるかもしれません。子供が欲しいと思っても、経済的な余裕がなくて先延ばしになるかもしれません。旅行や趣味に使えるお金が限られるかもしれません。こういった現実を、結婚前にしっかり話し合っておくことが大切なんです。
ある女性は、結婚前に彼の収支をきちんと確認させてもらいました。養育費として月6万円を払っているけれど、それでも十分に生活できる収入があること、貯金もしっかりできていること、将来の計画も立てていることを確認して、安心して結婚を決めたそうです。金銭的な透明性があったからこそ、信頼して一歩を踏み出せたんですね。
反対に、収入や支出をはっきり教えてくれない、借金があることを隠していた、実は養育費を滞納していたなんてことが後から分かったら、信頼関係は一気に崩れてしまいます。お金の問題は、きれいごとでは済まされない現実的な問題です。恥ずかしがらず、遠慮せず、しっかり話し合いましょう。
そして何より大切なのが、あなた自身の気持ちです。彼を愛している、それは間違いない。でも同時に、不安や疑問、嫉妬、戸惑いといった複雑な感情も抱えているのではないでしょうか。
彼には過去がある。元妻という存在がいた。もしかしたら子供もいる。そういう事実を受け入れることは、思っている以上に難しいことかもしれません。特に、あなたが初婚の場合、彼の「最初の妻」にはなれないという事実が、時折心をチクリと刺すかもしれません。
元妻との思い出の写真が残っているかもしれない。元妻と選んだ家具がまだ家にあるかもしれない。元妻と行った旅行先を、あなたも行きたいと言ったら彼が躊躇するかもしれない。そんな小さなことでも、心が揺れることがあるんです。
でも、そういう感情を抱くことは決して悪いことではありません。むしろ自然なことです。大切なのは、その気持ちを自分の中に押し込めてしまわないことです。素直に彼に伝えてみてください。「こういうことが気になってしまうんだけど」「こんなふうに感じてしまう自分がいるの」と。
良いパートナーであれば、あなたの気持ちを理解しようと努力してくれるはずです。一緒に解決策を考えてくれるはずです。逆に、「過去のことをいつまで気にしてるんだ」「そんなこと言われても困る」と突き放すような態度を取るなら、これから先の結婚生活でも同じような対応をされる可能性が高いでしょう。
コミュニケーションは、結婚生活の基盤です。特にバツイチの彼との結婚では、このコミュニケーションの質が、幸せを左右すると言っても過言ではありません。何でも話せる関係、お互いの本音をぶつけ合える関係を、今から築いていきましょう。
ここまで読んで、「なんだか大変そう」「やっぱり不安」と思った方もいるかもしれません。確かに、バツイチの彼との結婚には、初婚同士にはない課題があります。でも見方を変えれば、これは大きなチャンスでもあるんです。
彼は一度結婚を経験しています。つまり、結婚生活がどういうものか、何が大切で何が難しいのか、身をもって知っているということです。若気の至りや理想論だけで結婚するのではなく、現実を見据えた上で、もう一度人生のパートナーを選ぼうとしているんです。
その相手としてあなたを選んだということは、彼にとってあなたがそれだけ特別な存在だということです。過去の失敗を繰り返さないために、あなたとの関係をより大切にしよう、より良いパートナーになろうという意識を持っているはずです。
また、困難を一緒に乗り越えることで、絆はより強くなります。最初から全てが順風満帆な関係よりも、課題に向き合い、一つ一つ解決していく過程で、本当の信頼関係が築かれていくものです。
バツイチの彼との結婚を決めるにあたって、最後にもう一度、自分自身に問いかけてほしいことがあります。
「彼の過去を含めて、彼のすべてを受け入れられますか」
「元妻や子供の存在を、嫉妬の対象ではなく、彼の人生の一部として尊重できますか」
「経済的な制約があっても、二人で幸せを築いていけると信じられますか」
「困難があったとき、彼と一緒に乗り越えていく覚悟がありますか」
これらの質問にすべて「はい」と答えられるなら、あなたは準備ができています。反対に、一つでも躊躇してしまうなら、もう少し時間をかけて考えてみてもいいかもしれません。結婚は一生のことです。焦る必要はありません。
バツイチの彼との結婚は、確かに一筋縄ではいきません。でも、お互いを深く理解し、尊重し合い、オープンなコミュニケーションを続けていけば、とても成熟した、強い絆で結ばれた関係を築くことができます。
過去は変えられません。でも未来は、二人で創っていくものです。彼の過去を否定するのではなく、それも含めて彼を愛する。そして二人で新しい物語を紡いでいく。そんな覚悟ができたとき、あなたは本当の意味で結婚の準備ができたと言えるのではないでしょうか。
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