婚活って、本当に難しいですよね。特に30代後半から40代になると、焦りも出てくるし、「もう失敗できない」というプレッシャーも感じる。そんな中で、無意識のうちに相手を遠ざけてしまう言動をしていたら、すごくもったいないと思いませんか。
今日は、実際の婚活現場で起きた「ドン引きされてしまった」事例を通して、何が問題だったのか、どうすれば改善できるのかを一緒に考えていきたいと思います。これは女性だけの問題ではありません。男性にも当てはまることがたくさんあります。でも今回は、特にアラフォー女性の事例を中心にお話しします。
なぜアラフォー女性に焦点を当てるかというと、この年代特有の難しさがあるからです。社会経験も豊富で、キャリアも積んできた。でもだからこそ、無意識に出てしまう「プライド」や「こだわり」が、婚活では裏目に出ることがあるんです。
お金の話は、どう切り出すかが全て
婚活で一番デリケートなのが、お金の話です。もちろん、結婚生活において経済的な安定は重要です。それを確認したい気持ちは、誰にだってあります。
でも、伝え方を間違えると、一瞬で相手の心は離れていきます。
ある婚活パーティーでのこと。42歳の女性が、初対面の男性に向かってこう言いました。
「私のお金は一切あてにしないでね。ケチな男とは結婚する気ないから」
その場にいた48歳の男性は、後にこう語っています。「稼ぎの良い男性を探しているのは分かる。でも、あんな言い方はないでしょう。人として、どうなのかと思った」
結果は、もちろん即お断り。その後の連絡も一切なし。
何が問題だったのでしょうか。お金の条件を気にすること自体は、決して悪いことではありません。でも、初対面でいきなり「あなたのお金をあてにします」と宣言されたような気分になったら、誰だって引きますよね。
しかも、「私のお金はあてにするな」という一方的な姿勢。これでは、対等なパートナーシップを築きたいという気持ちが伝わりません。
もう少し関係が深まってから、「将来のこととして、お互いの経済的な考え方を知りたいな」と柔らかく切り出す。これだけで、印象は180度変わります。
婚活は、確かに条件のすり合わせの場でもあります。でも同時に、人と人との出会いの場でもあるんです。その バランスを忘れてしまうと、どんなに条件が良くても、相手の心には響きません。
過去のトラウマは、相手のせいじゃない
「付き合う前に、興信所をつけさせてほしい。前に既婚者に騙されたことがあるから」
告白を受けた直後に、44歳の女性がこう切り出しました。相手の男性は43歳。真面目に婚活をしていて、彼女のことを本気で考えていました。
でも、その言葉を聞いた瞬間、心が冷めてしまったそうです。
「気持ちは分かる。騙されたら、誰だってトラウマになるよ。でも、俺を疑ってるってことだよね。まだ何も始まってないのに」
プロポーズ寸前だったのに、結局その関係は終わりました。
過去に傷ついた経験があると、どうしても警戒心が強くなります。それは自然なことです。誰も、もう一度同じ痛みを味わいたくないですから。
でも、目の前にいる人は、あなたを傷つけた人とは別人です。新しい人に、過去の人への不信感をぶつけるのは、フェアではありません。
もし、どうしても不安なら、もう少し時間をかけて相手を知る努力をする。友人や家族に紹介してもらう。自然な会話の中で、過去の恋愛観や結婚観を聞いてみる。そういう段階的なアプローチの方が、お互いにとって健全です。
興信所という選択肢が悪いわけではありません。でも、それを告白直後に持ち出すのは、タイミングとして最悪です。「あなたを信じていません」と宣言しているようなものですから。
ネガティブな言葉は、あなた自身を映す鏡
デパートでのランチデート。周りを見回しながら、40代の女性がこう言いました。
「暇そうな女ばっかり。ランチでこんなに贅沢して、何考えてるんだろうね」
相手の男性は、その言葉を聞いて凍りつきました。「この人と結婚したら、私も誰かに対してこんな風に言われるのかな」と思ったそうです。
数日後、連絡をブロックしました。
他人に対してネガティブな発言をする人は、自分に対しても厳しい場合が多いです。そして、将来のパートナーに対しても、同じように厳しくなる可能性が高い。
男性が求めているのは、一緒にいて安心できる人です。笑顔でいられる人。前向きでいられる人。
もちろん、愚痴を言いたくなることもあります。イライラすることもあります。でも、それをデート中に、しかも周りの見知らぬ人に向けて発散するのは、あまりにも配慮に欠けています。
もし、何かにイライラしているなら、素直に「今日、ちょっと疲れてて」と伝えればいい。それだけで、相手は理解してくれます。変に周りを攻撃する必要はありません。
ネガティブな言葉は、ブーメランのように自分に返ってきます。そして、そばにいる人も傷つけます。
会話は、キャッチボールであってドッジボールじゃない
婚活カウンセラーの方が、よく「卓球型会話」という言葉を使います。相手が話したことを、すぐに自分の話に変えてしまう。相手の言葉を受け止めずに、強引に打ち返す。
お見合いの席で、こんなことがありました。
男性が「最近、仕事で新しいプロジェクトを任されて」と話し始めました。すると、45歳の女性が話を遮って言いました。
「それ、私も経験あるわ。私なんて、誰も手をつけたがらない案件を一人で成功させたのよ。どれだけ大変だったか、教えてあげる」
そこから30分、彼女の武勇伝が続きました。
男性は後に語ります。「彼女のキャリアは素晴らしいと思う。でも、会話がラリーにならない。疲れるんです、正直」
キャリアを積んできた女性ほど、この傾向があります。仕事では、自分をアピールすることが大切です。実績を語ることが評価に繋がります。
でも、婚活は仕事の面接ではありません。お互いを知り合う場です。相手の話を聞き、自分の話もする。その バランスが、とても大切なんです。
相手が話しているときは、まず最後まで聞く。「それ、大変だったね」「すごいね」と相手を認める。そのうえで、「実は私も似た経験があって」と自分の話に繋げる。
この順番を守るだけで、会話の質は驚くほど変わります。
年齢に合った振る舞いって、何だろう
「キャッキャッ」と黄色い声を上げて騒ぐ。友達と話すときのノリで、初対面の男性に接する。
街コンで、そんな40代女性を見た51歳の男性は、「中学生みたいで、正直引いた」と正直に語ります。
難しいところです。明るく楽しい雰囲気は、確かに魅力的です。でも、年齢に応じた落ち着きというのも、また魅力なんです。
20代の明るさと、40代の明るさは、質が違います。40代には、人生経験に裏打ちされた深みのある笑顔があります。若作りするのではなく、今の自分の良さを活かす。
これは、決して「大人しくしろ」ということではありません。自分らしく、でも相手や場面を考えて。そのバランス感覚が、大人の魅力なんです。
逆に、すっぴんで楽な服装で現れて、「昔はモテたのよ」と過去の話ばかりする。これも、同じくらい問題です。
「今」を大切にしていない人は、「未来」も大切にしないように見えます。婚活は、これからの人生を一緒に歩むパートナーを探す場です。過去の栄光ではなく、今のあなたの魅力を見せる場なんです。
家事と親の問題、どう伝える?
「家事は全部やってほしい」「大事なことは親に確認してから決める」
お見合いで、こんな発言をした42歳の実家暮らし女性。相手の男性は、言葉を失いました。
さらに追い打ちをかけるように、「洗剤でお米を洗うの?」という発言。男性は「母親以上に幼い」と感じ、婚活相談所に苦情を入れたそうです。
実家暮らしが悪いわけではありません。親を大切にすることも、素晴らしいことです。家事が苦手なことだって、誰にでもあります。
でも、それを当然のこととして相手に押し付けるのは、違います。
「実は家事があまり得意じゃなくて。でも、結婚したら一緒に学びたいと思ってる」
「親のことは大切にしたい。でも、二人で決めることは二人で決めたい」
こう言うだけで、印象は全く変わります。
大切なのは、「一緒に築いていく」という姿勢です。相手に全てを求めるのではなく、お互いに補い合う。そのマインドセットが、結婚生活の基本です。
最悪のケース:常識を疑う発言
これは極端な例ですが、実際に起きたことです。
街コンで知り合い、初めてのデートをした後。38歳の女性が、男性にこう告げました。
「実は、妊娠してるの。責任、取ってね」
男性は、もちろんパニックになりました。そして、逃げるように連絡を絶ちました。
これは明らかに非常識です。でも、驚くべきことに、こういうケースは時々あるそうです。
なぜ、こんなことをするのか。心理カウンセラーによれば、「強い焦り」と「歪んだ承認欲求」が背景にあるとのこと。
「もう時間がない」という焦燥感から、常識的な判断ができなくなる。あるいは、「このくらいしないと、相手を捕まえられない」という極端な発想に陥る。
でも、こんな方法で始まった関係が、幸せになるわけがありません。
婚活で大切なのは、「この人と一緒にいたい」と自然に思える関係を築くことです。脅しや嘘で相手を引き留めても、それは愛ではありません。
奢ってもらうことと、感謝することは別
デートで男性に奢ってもらう。それ自体は、悪いことではありません。でも、奢ってもらったのに大量に食べ残す。親の悪口を延々と話す。
こういう行動を取った40代女性に、男性は「礼儀知らず」と感じ、二次会を断念。しかも、あまりにも衝撃的だったため、SNSで共有されてしまったそうです。
何が問題だったか。それは、「感謝の気持ちがない」ということです。
奢ってもらうこと自体が問題なのではなく、当然だと思っている態度が問題なんです。
「ご馳走様でした。美味しかったです」
これだけで、全然違います。さらに、「次は私が出させてください」と言えたら、完璧です。
男性が奢るのは、女性を大切に思っているからです。その気持ちを、当然のこととして受け流すのは、相手への敬意が欠けています。
感謝の言葉。笑顔。それだけで、相手は「この人と一緒にいて良かった」と思えるんです。
トラウマと向き合う勇気
心理カウンセラーの方が指摘していました。婚活でトラブルを起こしてしまう人の多くは、「過去のトラウマの投影」や「承認欲求の過多」が原因だと。
過去に傷ついた経験があると、防衛本能が働きます。「もう傷つきたくない」という気持ちから、攻撃的になったり、相手を試すような言動をしたりする。
でも、それは解決にはなりません。むしろ、新しい関係を壊してしまいます。
もし、過去に深く傷ついた経験があるなら、婚活を始める前に、まずその傷と向き合う時間を持つことをお勧めします。カウンセリングを受ける、信頼できる人に話を聞いてもらう。
自分の心の傷を癒してから、新しい関係に進む。その方が、ずっと健全な関係を築けます。
清潔感と相手への敬意が全ての基本
多くの失敗例に共通しているのは、「相手への敬意の欠如」です。
自分のことばかり考えて、相手の気持ちを想像しない。自分の条件ばかり主張して、相手の話を聞かない。
婚活は、確かに条件のすり合わせも重要です。でも、その前に「人として」の基本的なマナーや思いやりがなければ、どんなに条件が合っても、関係は続きません。
清潔感のある身だしなみ。笑顔。感謝の言葉。相手の話を聞く姿勢。
これらは、特別なスキルではありません。でも、婚活で最も大切なことです。
改善のための具体的なステップ
では、どうすれば改善できるのでしょうか。
まず、自分の言動を振り返ることです。過去のデートで、相手がどんな反応をしていたか。どんなときに会話が盛り上がり、どんなときに沈黙が流れたか。
可能であれば、信頼できる友人に「私の婚活、どこが問題だと思う?」と率直に聞いてみることです。自分では気づかない癖や言動を、他人は見ています。
そして、小さなことから改善していく。
まずは、相手の話を最後まで聞く練習。自分の話をしたくなっても、グッとこらえて、相手が話し終わるまで待つ。
次に、感謝の言葉を増やす。「ありがとう」「嬉しい」「楽しい」。ポジティブな言葉を、意識的に使う。
そして、ネガティブな発言を減らす。誰かの悪口、愚痴、不満。それらは、親しくなってから、適切な場面で。初対面では、できるだけ控える。
婚活は、自分を成長させる機会でもある
婚活は、時に辛く、厳しいものです。何度も断られると、自分を否定されたような気持ちになります。
でも、見方を変えれば、婚活は自分を見つめ直す絶好の機会でもあります。
自分の価値観は何か。どんな人生を送りたいのか。どんなパートナーと一緒にいたいのか。
こうしたことを深く考える機会は、普段の生活ではなかなか得られません。
失敗から学ぶことは、たくさんあります。なぜ上手くいかなかったのか。次はどうすればいいのか。
一つ一つの経験を、自分の成長の糧にする。そうすれば、たとえ すぐに結果が出なくても、あなたは確実に前進しています。
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