結婚を前提に同棲を考えているけれど、本当にこれでいいのかな。そんなふうに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。最近では、結婚前に同棲するカップルが本当に増えましたよね。でも、いざ自分たちのこととなると、不安や疑問が次々と浮かんでくるものです。
親にどう伝えればいいのか、同棲してうまくいかなかったらどうしよう、お金の管理はどうする? 考えることは山ほどあります。実は私の周りでも、同棲を始めてから「こんなはずじゃなかった」と後悔する人もいれば、「同棲して本当に良かった」と幸せそうに話す人もいて、その違いはどこにあるんだろうとずっと気になっていました。
今回は、結婚前提の同棲について、メリットやデメリットはもちろん、親への報告の仕方や実際の体験談まで、できるだけ具体的にお伝えしていきたいと思います。これから同棲を考えている方の参考になれば嬉しいです。
結婚前提の同棲が増えている理由
ここ数年、結婚前に同棲するカップルは本当に増えていますよね。昔は「結婚してから一緒に住む」というのが当たり前だったのに、今では同棲してから結婚という流れが自然になってきています。
なぜこんなに同棲が一般的になったのでしょうか。一つには、結婚に対する考え方が変わってきたことがあると思います。結婚は人生の中でも特に大きな決断ですから、「本当にこの人と一生やっていけるのか」を事前に確認したいと考える人が増えているんですね。
また、働く女性が増えて経済的に自立している人が多くなったことも、同棲が選択肢として現実的になった理由の一つでしょう。昔のように「結婚するまで実家暮らし」という人ばかりではなくなりました。すでに一人暮らしをしている者同士が出会えば、お互いの家を行き来するうちに「いっそ一緒に住んだ方が効率的じゃない?」となるのは自然な流れかもしれません。
そして何より、離婚率の高さも影響しているのではないでしょうか。せっかく結婚したのに数年で離婚してしまう夫婦を見ていると、「結婚前にもっとお互いのことを知っておけば良かったのに」と思うこともあります。だからこそ、結婚という大きな決断の前に、同棲という段階を踏みたいと考える人が増えているのでしょう。
同棲することで得られるメリット
では、結婚前に同棲することで、具体的にどんな良いことがあるのでしょうか。いくつか挙げてみたいと思います。
まず何と言っても、相手の本当の姿が見えてくることです。デートで会っている時は、お互いに多少なりとも取り繕っているものですよね。でも、同じ屋根の下で暮らし始めると、相手の素の部分が見えてきます。朝起きた時の機嫌はどうか、疲れている時の態度はどうか、お金の使い方はどうか。こういった日常の細かい部分こそが、結婚生活では重要になってくるんです。
デートの時はいつも優しかったのに、実は朝がめちゃくちゃ弱くて機嫌が悪いとか、外では気前よくお金を使うのに家では極端に節約家だとか。そういった「ギャップ」を結婚前に知っておけるのは、大きなメリットだと思います。もちろん、良い意味でのギャップもあります。思っていたより家事が得意だったり、料理が上手だったり。こういった発見も同棲ならではの楽しみですよね。
次に、生活リズムの違いを調整できることも大きいです。片方は朝型で片方は夜型だったり、休日の過ごし方が全然違ったり。こういった違いは、実際に一緒に暮らしてみないとなかなか分かりません。同棲期間中にお互いの生活リズムをすり合わせていけば、結婚後の生活もスムーズになるでしょう。
そして経済的なメリットも見逃せません。二人で暮らせば、家賃も光熱費も分担できます。それぞれが一人暮らしをしているよりも、かなり節約になるんですよね。浮いたお金を結婚資金として貯めているカップルも多いようです。特に若いカップルにとって、この経済的メリットは本当に大きいと思います。
さらに、家事の分担について話し合えることも重要です。結婚してから「家事は全部私がやると思ってた」「いや、分担するもんだと思ってた」なんてことになったら大変です。同棲中に家事分担のルールを作っておけば、結婚後も揉めずに済みます。
実際、同棲を経験したカップルの多くが、そのまま結婚に至っています。あるデータによれば、同棲経験者の94パーセント以上が同棲相手と結婚したという結果も出ているほどです。これは、同棲を通じて「この人となら結婚できる」という確信を得られた人が多いということでしょう。
同棲のデメリットも知っておこう
良いことばかりのように聞こえる同棲ですが、もちろんデメリットもあります。むしろ、デメリットをきちんと理解しておかないと、後で「こんなはずじゃなかった」ということになりかねません。
一番よく聞くのが、マンネリ化の問題です。一緒に暮らし始めると、どうしても新鮮さが薄れていきます。デートの時のようなドキドキ感はなくなり、気づけば家族のような関係になってしまう。それ自体が悪いわけではないのですが、恋愛感情が冷めてしまうと、「本当にこの人と結婚していいのか」と迷ってしまうこともあるようです。
同棲が長引けば長引くほど、この傾向は強くなります。付き合って1年で同棲を始めて、そのまま5年も6年も同棲が続いているカップルの中には、「もう結婚しなくてもいいかな」という気持ちになってしまう人もいるんですね。結婚前提で始めたはずなのに、気づいたらズルズルと何年も経っていた、なんてことになったら悲しいですよね。
また、結婚に対する温度差の問題もあります。片方は「同棲して相性を確かめてから結婚しよう」と思っているのに、もう片方は「同棲できればそれでいい」と思っていたら、いつまで経っても結婚の話が進みません。同棲を始める前に、お互いの結婚に対する考え方をしっかり確認しておくことが大切です。
それから、親との関係も難しくなることがあります。特に年配の方の中には、結婚前の同棲に良い印象を持たない人も少なくありません。「結婚もしていないのに一緒に住むなんて」と心配されたり、場合によっては反対されたりすることもあるでしょう。親との関係がギクシャクしてしまうと、それがカップルの関係にも影響を与えかねません。
金銭感覚の違いが表面化することもデメリットの一つかもしれません。一緒に暮らし始めると、お互いのお金の使い方がはっきり見えてきます。片方が節約家で片方が浪費家だったりすると、生活費の分担を巡って揉めることもあります。「こんなことにお金使うの?」「ケチすぎない?」なんて言い合いになったら、関係が悪化してしまいますよね。
親への報告は慎重に、でも誠実に
さて、同棲を始めるにあたって、多くの人が悩むのが親への報告です。特に結婚を前提としている場合、親への挨拶は避けて通れません。でも、どうやって伝えればいいのか、いつ伝えればいいのか、迷ってしまいますよね。
まず大切なのは、同棲を始める前に報告することです。「もう一緒に住み始めちゃいました」と事後報告するのと、「これから一緒に住もうと思っているのですが」と事前に相談するのとでは、親の受け止め方がまったく違います。事後報告だと、親は「隠されていた」「軽く見られている」と感じてしまうかもしれません。
報告のタイミングとしては、同棲を決めてから実際に住み始めるまでの間に、できるだけ早く伝えるのが良いでしょう。急に「来週から住みます」と言われても、親は心の準備ができません。少なくとも1ヶ月くらい前には伝えておきたいものです。
そして、できれば両親に直接会って伝えることをおすすめします。電話やメールで済ませるのではなく、きちんと顔を合わせて話をする。それだけでも、親は「真剣に考えているんだな」と感じてくれるはずです。
挨拶に行く際は、身だしなみにも気を配りましょう。初対面なら特に、第一印象は重要です。男性なら清潔感のあるシャツとパンツ、女性なら上品なワンピースやブラウスとスカートなど、きちんとした服装を心がけたいですね。派手すぎたり、カジュアルすぎたりする服装は避けた方が無難です。
手土産を持参するのも良いでしょう。高価なものである必要はありませんが、親の好みをリサーチして、喜んでもらえそうなお菓子やお酒などを選ぶと好印象です。この辺りの気遣いが、「きちんとした人だな」という評価につながります。
親に会ったら、まずは丁寧に自己紹介をしましょう。そして、同棲を考えている理由を誠実に伝えます。「結婚を前提にお付き合いしていて、お互いのことをもっと深く知るために一緒に暮らしたいと考えています」といった具合です。曖昧な言い方ではなく、はっきりと「結婚を考えている」と伝えることが大切です。
親が心配するのは当然のことです。「本当に大丈夫なのか」「もし上手くいかなかったらどうするのか」「結婚はいつなのか」など、いろいろな質問が出てくるでしょう。それらの質問に対して、二人で事前に答えを用意しておくとスムーズです。
特に女性の親は、娘のことを心配します。「ちゃんと大事にしてもらえるのか」「家事を押し付けられるのではないか」などの不安があるものです。男性側は、そういった親の気持ちを理解して、「大切に思っています」「家事も一緒にやります」といった言葉をしっかり伝えましょう。
親の反応が良くない場合もあるかもしれません。でも、だからといって無理に同棲を始めるのは避けた方が良いでしょう。親の理解を得られないまま同棲を始めると、後々の関係にも影響します。時間をかけてでも、親を説得する努力をすることが大切です。
実際の体験談から学ぶこと
ここで、実際に結婚前提で同棲を始めた人たちの体験談をいくつか紹介したいと思います。
あるカップルは、付き合って3年が経った頃に同棲を決めたそうです。きっかけは、お互いの住まいが遠くて会うのが大変だったこと。週末だけでなく平日も一緒にいたいという気持ちが強くなり、「それなら一緒に住んでしまおう」となったとか。
同棲を始める前に、二人で親への挨拶に行ったそうです。最初は緊張したけれど、しっかりと結婚を前提にしていることを伝えたところ、両親とも理解してくれたとのこと。特に女性側の父親は、最初は難しい顔をしていたそうですが、男性が「娘さんを幸せにします」と誠実に伝えたことで、最終的には「しっかり頼むよ」と言ってくれたそうです。
実際に同棲を始めてから、二人はいろいろなことを学んだと言います。特に印象的だったのが、金銭感覚の違いです。女性の方は比較的節約家で、男性の方は少し浪費癖があったそうです。最初は「こんなに考え方が違うのか」と驚いたそうですが、話し合いを重ねて、生活費の管理方法を決めたとのこと。共通の口座を作って、そこから生活費を出すようにしたら、お互いにストレスなく暮らせるようになったそうです。
また、家事の分担も大きなテーマでした。最初は女性が料理をして、男性が洗い物をするという約束だったそうですが、実際には男性が忙しくて洗い物をサボることが多く、喧嘩になったことも。でも、そこで「完璧を求めない」「できる人ができる時にやる」という柔軟なルールに変更したところ、うまく回るようになったそうです。
別のカップルの話では、同棲してから相手の知らなかった一面が見えて、最初は戸惑ったとのこと。女性の方は、彼氏が思っていた以上に部屋を散らかすタイプで、正直イライラすることもあったそうです。でも、「これが本当の彼なんだ」と受け入れることにしたとか。完璧な人間なんていないし、小さなことでいちいち怒っていたら一緒に暮らせないと気づいたそうです。
逆に、良い意味での発見もたくさんあったと言います。彼氏は料理が意外と上手で、休日には凝った料理を作ってくれることも。また、体調が悪い時にとても優しく看病してくれて、「この人となら結婚しても大丈夫だな」と確信したそうです。
30代前半のカップルの場合は、お互いにすでに一人暮らしが長く、それぞれの生活スタイルが確立されていたため、同棲当初は調整が大変だったそうです。例えば、一人は夜型で一人は朝型。一人は休日は外出したいタイプで、一人は家でゆっくりしたいタイプ。こういった違いをどう調整するかが課題でした。
でも、お互いに譲り合いながら、少しずつ二人の生活スタイルを作っていったとのこと。完全に相手に合わせるのではなく、「ここは譲る、ここは譲れない」という線引きをはっきりさせることで、ストレスなく暮らせるようになったそうです。
そして、約2年の同棲期間を経て、無事に結婚したとのこと。同棲していたおかげで、結婚後の生活にもスムーズに移行できたし、お互いのことを深く理解した上で結婚できたので、後悔はまったくないと話していました。
同棲を成功させるためのポイント
これまでの話を踏まえて、結婚前提の同棲を成功させるためのポイントをまとめてみたいと思います。
まず、同棲する目的をはっきりさせることです。「なんとなく」「楽だから」という理由だけで同棲を始めると、いつまで経っても結婚に進めません。「結婚前にお互いのことをもっと知りたい」「生活の相性を確かめたい」など、明確な目的を持つことが大切です。
そして、期限を決めることも重要です。「1年後には結婚する」「2年以内に結論を出す」といった具合に、ゴールを設定しておきましょう。期限がないと、ズルズルと同棲が続いてしまいがちです。
コミュニケーションは何よりも大切です。一緒に暮らしていると、「言わなくても分かるだろう」と思ってしまいがちですが、実際には言葉にしないと伝わらないことがたくさんあります。不満がたまってから爆発するのではなく、小さなことでも都度話し合う習慣をつけましょう。
お金の管理についても、最初にルールを決めておくことをおすすめします。生活費をどう分担するか、貯金はどうするか、デート代はどちらが払うかなど、細かいことまで話し合っておくと後で揉めません。
そして、お互いの時間を尊重することも忘れずに。一緒に暮らしているからといって、四六時中一緒にいる必要はありません。それぞれの趣味の時間や、友達と過ごす時間も大切にしましょう。適度な距離感が、良い関係を保つ秘訣です。
最後に、親や友人との関係も大切にすることです。同棲を始めると、ついパートナーとの時間ばかりになりがちですが、親や友人との絆も維持していきましょう。特に親との関係は、結婚後にも影響します。定期的に連絡を取ったり、実家に顔を出したりすることで、良好な関係を保てます。
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