MENU

同棲すると結婚できないって本当?その理由と乗り越え方を徹底解説

「同棲すると結婚できなくなる」という話、聞いたことはありませんか。友人や先輩から「同棲はやめた方がいいよ」なんてアドバイスを受けたことがある人もいるかもしれません。でも、なぜそんな風に言われるのでしょう。同棲と結婚、この二つの関係性について、今日は深く掘り下げていきたいと思います。

同棲を始めるとき、多くのカップルは「これが結婚への第一歩」と考えているはずです。一緒に暮らすことで相手をもっと理解できる、生活のリズムが合うか確認できる、そんな前向きな気持ちで新生活をスタートさせるのではないでしょうか。ところが実際には、同棲生活が長引くほど結婚が遠のいてしまうケースも少なくないのです。

なぜこのような現象が起きるのか。それには、人間の心理や社会的な背景、経済的な事情など、さまざまな要因が絡み合っています。一つひとつ、丁寧に見ていきましょう。

まず最初に考えたいのが、生活の安定感という問題です。同棲を始めると、カップルは毎日を一緒に過ごすようになります。朝起きて、一緒に朝食を食べて、仕事から帰ってきたら相手が待っていて、夜は二人でテレビを見ながらくつろぐ。そんな日常が当たり前になっていくわけです。

この安定した生活は、とても心地よいものですよね。帰る場所があって、話を聞いてくれる人がいて、寂しさを感じることもない。こうした日々を送っていると、人は「今のままで十分幸せだ」と感じるようになります。そして不思議なことに、「わざわざ結婚という形式にこだわる必要があるのだろうか」という考えが芽生えてくるのです。

結婚という制度は、確かに法的な保護や社会的な承認をもたらしてくれます。けれども、すでに一緒に暮らしていて、精神的にも満たされているとしたら。結婚をする緊急性が薄れてしまうのも、ある意味では自然なことかもしれません。特に同棲期間が2年、3年と長くなっていくと、この傾向はますます強くなっていきます。

さらに、経済的な不安も大きな要因として挙げられます。結婚には、想像以上にお金がかかるものです。結婚式を挙げるとなれば、数百万円単位の費用が必要になることも珍しくありません。親族や友人を招待して、衣装を整えて、料理や引き出物を用意して。たとえ小規模な式にしたとしても、それなりの出費は避けられません。

結婚式を挙げないという選択肢もありますが、それでも結婚には費用がかかります。新しい住まいを探すなら引っ越し費用がかかりますし、家具や家電を新調する必要も出てくるでしょう。将来的に子どもを持つことを考えれば、教育費の貯蓄も始めなければなりません。マイホームの購入を視野に入れているなら、頭金の準備も必要です。

こうした経済的な負担を考えたとき、同棲という選択は非常に合理的に見えてきます。二人で生活費を分担すれば、一人暮らしよりも確実に節約できます。結婚という形式にこだわらなければ、結婚式の費用も必要ありません。経済的な余裕がないうちは、同棲のままでいた方が賢明だと考えるカップルが多いのも、うなずける話ではないでしょうか。

でも、ここに落とし穴があります。「経済的に余裕ができたら結婚しよう」と考えていても、その「余裕」がいつ訪れるのか、明確な基準がないことが多いのです。年収がいくらになったら、貯金が何百万円貯まったら。そういった具体的な目標がないまま、なんとなく「まだ早い」と先延ばしにしてしまう。気がつけば何年も経っていた、なんてことになりかねません。

結婚願望の違いという問題も見逃せません。同棲を始める理由は、カップルによって実にさまざまです。「一緒にいる時間を増やしたい」という純粋な気持ちから始める人もいれば、「家賃を節約したい」という現実的な理由から始める人もいます。あるいは「お互いの生活習慣を確認してから結婚したい」と考えて同棲を選ぶカップルもいるでしょう。

問題は、この「同棲を始める理由」が、必ずしも「結婚を前提としている」とは限らないことです。特に男性の場合、同棲を「結婚の準備期間」というよりも「現状維持」として捉えている傾向があると言われています。今の関係が心地よければ、それで十分。結婚という新しいステージに進む必要性を、あまり感じていないのかもしれません。

一方で女性の多くは、同棲を「結婚へのステップ」として位置づけていることが多いようです。このズレが、大きな問題を引き起こすことになります。彼女は「そろそろ結婚の話が出るはず」と期待しながら待っているのに、彼は「今のままで何の不満もない」と思っている。こうした意識のギャップが、徐々に関係性を蝕んでいくのです。

タイミングの難しさも、同棲カップルが直面する大きな課題です。同棲生活が始まった当初は、二人とも新鮮な気持ちでいっぱいです。一緒に家具を選んだり、役割分担を決めたり、新しい生活を作り上げていくことに夢中になります。この時期に結婚の話を切り出すのは、少し早すぎる気がするでしょう。

では半年後、1年後はどうかというと、今度は日常生活に慣れてしまって、結婚という話題を持ち出すきっかけを失ってしまいます。「今さら結婚の話をするのは、何だか照れくさい」「日常会話の中で、どうやって切り出せばいいのだろう」そんな風に考えているうちに、また時間が過ぎていってしまうのです。

さらに2年、3年と時間が経つと、「こんなに長く一緒に暮らしているのに、今になって結婚の話をするなんて変じゃないだろうか」という気持ちが芽生えてきます。まるで、今までの関係性を否定するような気がしてしまうんですね。こうして、結婚の話題はどんどん切り出しにくくなっていくのです。

価値観の不一致という問題も、同棲生活を通じて明らかになることがあります。付き合っているだけの頃は見えなかった、相手の生活習慣や考え方。それらが、一緒に暮らすことで浮き彫りになってくるのです。

たとえば金銭感覚。デートの時は気前よくお金を使っていた彼が、実は家計には非常に細かいタイプだったと気づくことがあります。逆に、倹約家だと思っていた彼女が、趣味には惜しみなくお金を使うことが分かるかもしれません。こうした違いが、必ずしも悪いわけではありません。でも、結婚という一生を共にする決断をする前に、「この違いと付き合っていけるだろうか」と不安になってしまうこともあるのです。

休日の過ごし方も、意外と重要なポイントです。彼はアウトドア派で休日は外に出かけたいタイプなのに、彼女は家でゆっくり過ごしたいインドア派。こんな小さな違いでも、毎週繰り返されると、だんだんストレスになっていきます。「この人と結婚したら、ずっとこの違いに悩まされるのかな」そんな思いが頭をよぎることもあるでしょう。

家事の分担についても、価値観の違いが表れやすい部分です。お互いに「家事は二人で分担すべき」と考えていても、何を「家事」と認識するか、どの程度の完成度を求めるかは人によって異なります。些細なことのようですが、こうした日々の積み重ねが、結婚への不安を生み出すこともあるのです。

では、実際に同棲から結婚に進めなかったカップルの話を聞いてみましょう。

ある女性の話です。彼女は当時27歳、彼氏は30歳でした。交際して1年ほどで、二人は同棲を始めることにしました。最初の頃は本当に楽しかったそうです。一緒に料理を作ったり、週末に出かけたり、何気ない日常が幸せで満たされていました。

でも、1年、2年と時間が経つにつれて、彼女の心には不安が募っていきました。友人たちが次々と結婚していく中、自分たちの関係はいつまでもこのままなのか。結婚の話を切り出したいけれど、どう言い出せばいいのか分からない。そんな悩みを抱えるようになったのです。

意を決して結婚の話を持ち出すと、彼からは「今は仕事が忙しいから」という答えが返ってきました。確かに彼の仕事は忙しそうでした。だから彼女は納得して、もう少し待つことにしました。でも半年後、また同じ話をしても、やはり「今は仕事が」という答え。1年後も、同じ返事でした。

結局、彼女は32歳になった時、この関係に見切りをつけることを決意しました。彼は本当に仕事が忙しかったのかもしれません。あるいは、結婚することに何らかの不安を感じていたのかもしれません。でも、5年間同棲しても結婚の話が進まないという事実が、彼女に答えを教えてくれたのです。

別のカップルの話もあります。彼らは経済的な理由から同棲を選びました。彼女は当時24歳、彼は26歳。二人とも社会人になったばかりで、一人暮らしの家賃が大きな負担になっていました。それなら一緒に住んで生活費を分担すれば、お互いに助かるじゃないか。そんな合理的な考えから、同棲生活がスタートしました。

確かに経済的には楽になりました。家賃も光熱費も食費も、二人で分担すれば一人暮らしの時の半分以下。その分、趣味や貯金に回せるお金が増えて、生活に余裕が生まれました。彼女はこの状況に満足していましたが、心のどこかでは「いつか結婚するんだろう」と思っていました。

でも彼は、「今の生活が楽だから」という理由で、結婚について深く考えることがありませんでした。生活費は抑えられているし、一緒にいて楽しいし、特に不満もない。それなのに、わざわざ結婚という大きな決断をして、結婚式の費用をかける必要があるのだろうか。そう考えていたのです。

3年が過ぎた頃、彼女は29歳になっていました。周りの友人たちは結婚して、中には子どもが生まれた人もいます。彼女も結婚を考える年齢になってきたと感じていましたが、彼はまだ「今のままでいいじゃん」という態度でした。彼女は結婚の話を切り出すことができず、関係はだんだんとマンネリ化していきました。最初のドキドキ感は消え、ただ習慣として一緒に暮らしているだけのような気がしてきたのです。

こうした話を聞くと、「じゃあ同棲はしない方がいいの?」と思うかもしれません。でも、そうとも言い切れないのが難しいところです。実際、同棲を経て幸せな結婚生活を送っているカップルもたくさんいます。

大切なのは、同棲を始める前にしっかりと話し合うことです。なぜ同棲したいのか、同棲の目的は何なのか、結婚についてどう考えているのか。こういった基本的なことを、きちんと共有しておく必要があります。

たとえば「2年間同棲してみて、お互いの生活習慣が合うか確認してから結婚しよう」という明確な計画があれば、同棲はとても有意義なものになります。期限を設けることで、ダラダラと時間が過ぎていくことを防げますし、お互いの意識も一致します。

また、定期的に関係性について話し合う時間を設けることも大切です。「今の生活に満足しているか」「将来についてどう考えているか」「結婚についてのタイムラインはどうか」。こうした話題は、日常会話の中ではなかなか出てきません。だからこそ、意識的に話し合う機会を作る必要があるのです。

経済的な不安がある場合は、具体的な数字を出して計画を立てましょう。「貯金が○○万円貯まったら結婚式を挙げよう」「年収が合わせて○○万円になったら子どものことを考えよう」。漠然とした不安ではなく、具体的な目標にすることで、二人で協力して進んでいくことができます。

同棲と結婚の関係は、決して単純ではありません。同棲することで相手のことをより深く知ることができる一方で、結婚への意識が薄れてしまうリスクもあります。でも、それは同棲そのものが悪いのではなく、コミュニケーション不足や明確な目標設定がないことが原因なのです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次