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「付き合いたくないけど取られたくない」女性心理の本音と対処法

好きかどうかと聞かれたら、はっきり「好き」とは言えない。でも、その人が他の誰かと仲良くしているのを見ると、なんだか胸がざわざわする。付き合いたいわけじゃないのに、取られたくない。そんな矛盾した感情に、自分でも戸惑っている人は少なくないはずです。

実はこの感情、決して珍しいものではありません。むしろ、多くの女性が一度は経験したことがあるのではないでしょうか。今日は、この複雑で厄介な心理について、一緒に深く掘り下げていきたいと思います。

まず最初に言っておきたいのは、こうした感情を抱くこと自体は、決して悪いことではないということです。人間の心というのは、白か黒かで割り切れるほど単純にはできていません。グレーゾーンの感情があって当たり前ですし、それが人間らしさでもあります。だからこそ、まずは自分を責めないでほしいのです。

では、なぜ私たちはこのような複雑な感情を抱いてしまうのでしょうか。

心の奥底に潜む「独占欲」という感情

この感情の根っこには、実は「独占欲」が隠れています。と言っても、これは恋愛感情からくる独占欲とは少し性質が違います。相手を「自分だけの特別な存在」として確保しておきたいという、一種の所有感情に近いものかもしれません。

たとえば、職場の同僚や昔からの友人として親しくしている男性がいるとします。その人と話していると心地よくて、自分のことを理解してくれている気がする。特別な関係ではないけれど、なんとなく「自分にとって大切な人」という位置づけになっている。そんな存在がいる方も多いのではないでしょうか。

ところが、その男性が別の女性と楽しそうに話しているのを目にした瞬間、心にモヤモヤしたものが広がっていく。別に付き合っているわけでもないのに、なんだか面白くない。自分でも不思議なくらい、嫉妬に似た感情が湧き上がってくるのです。

これは、相手との間に築いてきた「特別な関係性」が脅かされることへの不安から生まれる感情です。恋人同士ではないけれど、友達以上の何か。その曖昧だけど心地よい関係を、誰かに奪われたくないという気持ちが、独占欲として表れているのです。

理性と感情のせめぎ合い

もう一つ、この心理を理解する上で重要なのが、「理性と感情の葛藤」です。

心のどこかでは「この人ともっと近づきたい」と思っている。でも、同時に「付き合うのはちょっと違う気がする」という冷静な判断も働いている。この二つの相反する気持ちが、同時に存在しているのです。

なぜ付き合いたくないのか。その理由は人それぞれです。価値観が合わないかもしれないという不安。将来を考えたときにこの人でいいのかという迷い。あるいは、今のタイミングではないという直感。理性がブレーキをかける理由は、実にさまざまです。

でも、感情はそんな理性的な判断を無視して動いてしまうもの。頭では「この人とは付き合わない方がいい」とわかっていても、その人が他の誰かのものになりそうになると、途端に焦りや不安が押し寄せてくる。この矛盾に、自分自身が一番苦しめられているのかもしれません。

こんな行動、心当たりありませんか

この心理を抱えているとき、私たちは無意識のうちにある行動パターンを取りがちです。自分に当てはまるものがないか、ちょっと振り返ってみてください。

まず、SNSを頻繁にチェックしてしまうこと。その人の投稿が気になって、何度も見に行ってしまう。誰がコメントしているのか、どんな女性と絡んでいるのか、必要以上に確認してしまう。自分でも「なんでこんなことしてるんだろう」と思いながらも、やめられない。そんな経験はないでしょうか。

次に、連絡の頻度が多くなること。別に用事があるわけでもないのに、なんとなくメッセージを送ってしまう。相手の時間を少しでも自分に向けさせたいという、無意識の束縛かもしれません。

そして、他の女性の話題が出たときの反応。その人が「最近、会社の後輩と仲良くなってさ」なんて言い出した瞬間、なぜか不機嫌になってしまう。あるいは、その後輩の女性について否定的なことを言ってしまったり。自分でもびっくりするくらい、嫉妬心がむき出しになることがあります。

さらに厄介なのが、関係を曖昧なままにしておこうとする傾向です。付き合いたくはないけど、完全に友達として割り切るのも嫌。だから、はっきりとした関係性を定義せずに、中途半端な状態を続けてしまう。これは相手にとっても、自分にとっても、実はとても苦しい状況なのです。

ある女性の告白

ここで、実際にこの感情を経験した女性の話を紹介させてください。

彼女には、大学時代からの男友達がいました。恋愛対象として見たことはなかったけれど、一緒にいると楽しいし、何でも話せる大切な存在。その関係に、彼女は心地よさを感じていました。

ところがある日、その男友達に彼女ができそうだという噂を耳にしたのです。その瞬間、彼女の心に激しい動揺が走りました。「付き合いたいわけじゃないのに、なんでこんなに苦しいの」。自分でも理解できない感情に、彼女は混乱しました。

結局、彼女は自分の気持ちを整理できないまま、その男友達との関係もぎくしゃくしてしまったそうです。後になって振り返ると、自分が本当に求めていたのは「恋愛関係」ではなく、「特別な存在として認められること」だったのかもしれない、と彼女は語っていました。

また、別の女性は、過去の恋愛で深く傷ついた経験から、新しい恋に踏み出せなくなっていました。好きな人ができても、「付き合ったらまた傷つくかもしれない」という恐怖が先に立ってしまう。でも、その人を他の誰かに取られるのは耐えられない。そんな板挟みの状態が、長く続いていたそうです。

彼女の場合、問題の根っこにあったのは「恋愛に対するトラウマ」でした。過去の傷が癒えていないまま、新しい感情に向き合おうとしていたのです。

自分の気持ちと向き合うために

では、こうした複雑な感情とどう向き合っていけばいいのでしょうか。

まず大切なのは、自分の感情を正直に認めることです。「付き合いたくないけど取られたくない」という気持ちは、矛盾しているように見えて、実はとても人間らしい感情です。そんな自分を否定せず、「今、私はこういう気持ちなんだ」とまず受け入れてみてください。

その上で、自分に問いかけてみましょう。「なぜこの人を取られたくないのか」「この人と一緒にいることで、私は何を得ているのか」「本当に求めているものは、この人との恋愛なのか、それとも別の何かなのか」。答えはすぐに出なくても構いません。考え続けることそのものに、意味があるのです。

もしかしたら、あなたが本当に求めているのは、恋愛関係ではないかもしれません。「自分を特別な存在として見てくれる人がいる」という安心感。「いつでも話を聞いてくれる人がいる」という心の拠り所。そういったものを、その人との関係から得ているのかもしれません。

だとしたら、無理に恋愛に発展させる必要はないのです。ただし、それならそれで、相手に対しても、自分に対しても、正直でいる必要があります。

曖昧な関係を続けることの代償

ここで一つ、厳しいことを言わせてください。曖昧な関係を続けることは、お互いにとって大きなストレスになります。

あなたは「付き合いたくないけど取られたくない」と思っている。でも、相手はどうでしょうか。もしかしたら、あなたのことを好きで、付き合いたいと思っているかもしれません。あるいは、あなたの態度に混乱して、どう接していいかわからなくなっているかもしれません。

曖昧な関係は、一見すると心地よく感じることがあります。責任を負わなくていいし、傷つくリスクも少ない。でも、その「心地よさ」は、実は「停滞」でもあるのです。どちらにも進めないまま、時間だけが過ぎていく。その間に、お互いが新しい出会いや成長の機会を逃しているかもしれません。

だからこそ、どこかのタイミングで、お互いの気持ちを率直に話し合うことが大切なのです。怖いかもしれません。関係が壊れるかもしれません。でも、曖昧なまま続けることで、ゆっくりと関係が腐っていくよりは、ずっといいのではないでしょうか。

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