「もう期待するのをやめよう」と心に決めたはずなのに、気づけばまた期待してしまっている自分がいる。そして期待通りにいかなくて、また落ち込んでしまう。そんな繰り返しに、正直もう疲れてしまった。こんな風に感じている女性は、きっと少なくないのではないでしょうか。
恋愛において「彼氏に期待しない」という選択は、一見すると自分を守るための賢い方法のように思えます。でも実際にやってみると、これがなかなか難しいんですよね。期待しないように努力すること自体がストレスになってしまったり、期待しない自分に虚しさを感じたり。「こんなはずじゃなかったのに」という思いが、胸の奥でくすぶり続けていませんか。
今日は、そんな複雑な気持ちを抱えているあなたに向けて、期待との向き合い方や、冷めることなく関係を続けていくためのヒントをお伝えしていきたいと思います。実際の体験談も交えながら、一緒に考えていきましょう。
そもそもなぜ私たちは期待してしまうのでしょうか。それは、相手のことが好きだからこそなんですよね。好きな人には自分のことを大切にしてほしいし、愛情を感じたいと思うのは、人として当然の感情です。だから「期待しないようにしよう」と決めても、心のどこかで期待してしまうのは、むしろ自然なことだと言えるかもしれません。
問題なのは、その期待が現実とかけ離れてしまったときに生まれる落差です。たとえば記念日。彼がサプライズでプレゼントを用意してくれるかもしれない、素敵なレストランを予約してくれているかもしれない。そんな期待を膨らませていたのに、当日になって彼から「今日って何かあったっけ?」なんて言われたら、がっかりどころではありませんよね。期待が大きければ大きいほど、裏切られたときの失望感も深くなってしまいます。
では、期待を完全になくすことが正解なのでしょうか。私はそうは思いません。期待を完全になくそうとすると、それはそれで心が疲弊してしまうからです。大切なのは、期待を「手放す」という感覚を身につけることではないかと考えています。
期待を手放すというのは、期待しないこととは少し違います。期待を抱いてもいいけれど、その期待に執着しないということ。「こうなったらいいな」と思いつつも、「でも違う結果になっても、それはそれで受け入れよう」という心構えを持つこと。この微妙なニュアンスの違いが、実はとても重要なんです。
ある女性の話を聞かせてください。彼女は交際3年目のカップルで、最初の頃は彼のことが大好きで、何をしてもらっても嬉しかったそうです。でも時間が経つにつれて、「もっとこうしてほしい」「どうしてこうしてくれないんだろう」という思いが強くなっていきました。彼の行動一つひとつに期待して、それが叶わないたびに不満を募らせる日々。気づけば、彼といても楽しくないと感じるようになっていたと言います。
そこで彼女が試したのは、まず自分の期待を紙に書き出すことでした。「連絡はこまめにしてほしい」「記念日は覚えていてほしい」「たまにはサプライズがほしい」「私の話をちゃんと聞いてほしい」。書き出してみると、思っていた以上にたくさんの期待を抱えていることに気づいたそうです。
次に彼女がしたのは、それぞれの期待について「これは本当に必要なことなのか」「現実的に叶えられることなのか」を考えること。すると、いくつかの期待は自分の理想を押し付けているだけだと気づいたり、彼の性格を考えると難しいことだと分かったりしたそうです。
もちろん、絶対に譲れない部分もありました。それについては、彼にきちんと伝えることにしたと言います。「私はこういうことを大切にしたいと思っているんだけど、あなたはどう思う?」と、責めるのではなく、対話として話し合ったそうです。
この過程を経て、彼女は期待との付き合い方が少し上手になったと感じているそうです。もちろん今でも期待することはあるけれど、以前ほど期待に振り回されなくなった。そして何より、彼との関係がずっと楽になったと話してくれました。
さて、ここからは具体的な対処法についてお話ししていきましょう。
まず大切なのは、自分自身の時間を充実させることです。恋愛がうまくいかないとき、ついつい彼のことばかり考えてしまいがちですよね。でも、四六時中彼のことを考えていると、どうしても期待が膨らんでしまいます。そこで、意識的に自分だけの時間を作ってみてください。
昔好きだった趣味を再開してみるのもいいですし、新しいことに挑戦してみるのも素敵です。友人と会う時間を増やしたり、一人でカフェでゆっくり過ごしたり。自分を満たす時間を持つことで、心に余裕が生まれます。その余裕があれば、彼に対する期待も、もう少し軽やかに手放せるようになるはずです。
それから、コミュニケーションの取り方を見直すことも効果的です。期待が叶わなくてモヤモヤしているとき、あなたはどうしていますか。黙って我慢していませんか。あるいは逆に、感情的になって責めてしまっていませんか。
理想的なのは、冷静に自分の気持ちを伝えることです。「あなたがこうしてくれなくて寂しかった」ではなく、「私はこういうことをしてもらえると嬉しいと感じるタイプなんだ」という伝え方。責めるのではなく、自分の気持ちや価値観を共有するイメージです。もちろん、相手の言葉にも耳を傾けることを忘れずに。お互いの違いを理解し合うことで、無用な期待のすれ違いを減らすことができます。
また、完璧を求めすぎないことも大切です。彼はあなたの理想の王子様ではありません。良いところもあれば、そうでないところもある、一人の人間です。そして、それはあなた自身も同じこと。お互いに不完全な存在同士が、それでも一緒にいようとしている。そう考えると、少し優しい気持ちになれませんか。
ここで、もう一つの体験談をご紹介しましょう。あるカップルは、交際5年目でマンネリを感じていたそうです。デートといえばいつも同じお店、同じ過ごし方。彼女は「もう少し工夫してくれてもいいのに」と思っていましたが、彼に直接言うのは気が引けていました。
ある日、彼女は思い切って提案してみることにしました。「今度の週末、一緒にハイキングに行ってみない?」。普段インドア派の彼は少し驚いた様子でしたが、「いいね、やってみようか」と乗り気になってくれたそうです。
実際に行ってみると、二人とも想像以上に楽しめたとのこと。彼の意外な一面を発見できたり、達成感を共有できたり。それ以来、定期的に新しいことに挑戦するようになり、関係に新鮮さが戻ってきたと話していました。
この体験談から学べるのは、「待っているだけでは変わらない」ということです。彼に期待するのではなく、自分から動いてみる。その一歩が、関係に良い変化をもたらすことがあるんですね。
冷めずに関係を続けていくためには、日常の中で感謝の気持ちを意識することも効果的です。長く付き合っていると、彼がしてくれることが当たり前になってしまいがち。でも、改めて考えてみてください。彼があなたのために時間を使ってくれること、一緒にいてくれること、それ自体がありがたいことなんです。
些細なことでも「ありがとう」と伝える習慣をつけてみてください。彼が飲み物を取ってきてくれたとき、荷物を持ってくれたとき、話を聞いてくれたとき。感謝の言葉を口にすることで、あなた自身の気持ちもポジティブになっていきますし、彼との関係も温かいものになっていきます。
そして最後に、お互いの成長を応援し合える関係を目指してみてください。恋愛は、二人の世界に閉じこもることではありません。それぞれが自分の人生を歩みながら、その歩みを支え合うこと。彼が何かに挑戦しているなら応援する。あなた自身も、自分の目標に向かって努力する。そういう姿を見せ合うことで、お互いへの尊敬が生まれ、より深い絆が育まれていきます。
彼氏に期待しないことに疲れたと感じているあなた。その疲れは、あなたが真剣に恋愛に向き合っている証拠でもあります。だからどうか、自分を責めないでください。
期待することは悪いことではありません。ただ、期待との付き合い方を少し変えてみるだけで、恋愛はもっと楽になります。自分を大切にしながら、彼との関係も大切にしていく。そのバランスを見つけることが、きっとあなたの恋愛を良い方向に導いてくれるはずです。
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