こんな経験をしたことはありませんか。
ただの友達だと思っていた男性が、いつの間にか自分の予定を把握しようとしてくる。「今日はどこに行くの?」「誰と会うの?」なんて、まるで恋人のような口ぶりで聞いてくる。付き合ってもいないのに、なぜかあなたの行動を監視するような態度を取る。そんな男性に出会ったことがある女性は、実はかなり多いのではないでしょうか。
このような男性のことを、世間では「彼氏面男子」と呼びます。そして厄介なことに、彼らは自分が迷惑をかけているという自覚がまったくありません。むしろ、「俺は彼女のことを大切に思っているだけだ」と本気で信じていることが多いのです。だからこそ、こちらがどれだけ困っていても、その気持ちが伝わりにくいという難しさがあります。
今回は、そんな彼氏面男子の特徴を深掘りしながら、実際にどう対処すればいいのかを考えていきたいと思います。もしあなたが今、そういった男性との関係に悩んでいるなら、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
まず、彼氏面男子とはどんな存在なのか、もう少し詳しく見ていきましょう。
彼氏面男子の最大の特徴は、「自分と相手の関係性を勝手に定義してしまう」という点にあります。普通であれば、お互いの気持ちを確認し合って、初めて「付き合っている」という関係が成立しますよね。でも彼氏面男子は、そのプロセスをすっ飛ばしてしまいます。何度か一緒に食事をした、LINEで毎日やりとりをしている、そんな些細なことだけで「俺たちはもう特別な関係だ」と思い込んでしまうのです。
これは、相手の気持ちを想像する力が欠けているとも言えますし、自分に都合よく物事を解釈してしまう癖があるとも言えます。どちらにしても、女性側からすると非常に迷惑な話です。なぜなら、こちらは全くその気がないのに、勝手に恋人扱いされてしまうわけですから。
では、彼氏面男子には具体的にどんな特徴があるのでしょうか。いくつかのパターンに分けて見ていきます。
一つ目は、「過剰な干渉」です。彼氏面男子は、あなたのプライベートにやたらと首を突っ込んできます。今日は誰と会っていたのか、週末は何をするのか、そういったことを逐一知りたがるのです。最初のうちは「興味を持ってくれているのかな」と思うかもしれません。でも、だんだんとその質問が義務のように感じられてきて、返答するのが億劫になってくるのです。
特に厄介なのは、彼らがその干渉を「心配しているから」という理由で正当化することです。「君のことが気になるから聞いているんだ」と言われると、なんとなく断りにくい雰囲気になってしまいますよね。でも冷静に考えてみてください。付き合ってもいない人から、毎日のように行動を把握されるのは、普通におかしいことです。本当にあなたのことを思っているなら、あなたが不快に感じていることに気づくはずなのです。
二つ目の特徴は、「独占欲の強さ」です。彼氏面男子は、あなたが他の男性と親しくしていると、明らかに不機嫌になります。「あいつとそんなに仲いいの?」とか「あの人、なんか信用できないよね」とか、他の男性に対してネガティブなコメントを言ってくることがあります。まるで自分があなたの彼氏で、他の男性をライバル視しているかのような態度です。
これは本人にとっては自然な感情なのかもしれません。でも、あなたからすれば、なぜ付き合ってもいない人にそんなことを言われなければならないのか、理解に苦しむところでしょう。あなたには交友関係を自由に選ぶ権利がありますし、誰と仲良くするかは自分で決めることです。それを制限しようとしてくる時点で、その男性との関係は健全とは言えません。
三つ目の特徴は、「勘違いした優越感」です。彼氏面男子の中には、「俺だけが君の本当の姿を知っている」とか「俺には君の気持ちが分かる」といった態度を取る人がいます。これは非常に厄介です。なぜなら、こちらが何を言っても「本当はそう思っていないんでしょ」と勝手に解釈されてしまうからです。
このタイプの男性は、あなたが明確に「NO」と言っても、「照れているだけだ」とか「本心では俺のことを好きなはず」と都合よく受け取ってしまいます。だから、こちらがどれだけはっきりと拒否しても、なかなか諦めてくれないのです。ここまでくると、単なる勘違いを超えて、ちょっと怖いレベルになってきますよね。
さて、ここからは実際にあった体験談をいくつか紹介していきます。同じような経験をしている人がいると知るだけでも、「自分だけじゃないんだ」と少し気持ちが楽になるかもしれません。
ある女性は、合コンで知り合った男性とのことを話してくれました。その合コンはとても盛り上がり、彼女もその男性のことを「面白い人だな」と思っていたそうです。その後、LINEを交換して、何度かやりとりをしました。そして初めて二人で食事に行った後、彼から「次はいつ会える?明後日は?来週は?」と立て続けにメッセージが来たのです。
彼女は正直、ちょっと引いてしまいました。まだ一度しか会っていないのに、もう次の約束を急かされる。しかも、彼女の都合を聞くというよりは、彼のスケジュールに合わせて会う日を決めようとしている。その姿勢に、彼女は「この人は私の気持ちを全く考えていないんだな」と感じたそうです。結局、彼女はその男性との連絡を徐々に減らし、フェードアウトすることにしました。
また別の女性は、職場の同僚との体験を教えてくれました。その同僚とは仕事で関わることが多く、ランチを一緒に食べることもあったそうです。彼女としては、あくまで職場の仲間として付き合っているつもりでした。ところがある日、その同僚から突然「俺たち、もう付き合ってるよね?」と言われたのです。
彼女は驚きのあまり、しばらく言葉が出なかったと言います。そして、慌てて「え、付き合ってないよ。私たち、友達じゃないの?」と返しました。すると相手は、「そんなこと言わなくても分かるでしょ。俺たち、毎日一緒にお昼食べてるじゃん」と真顔で言ってきたのです。彼女はその場で明確に否定しましたが、相手は納得していない様子でした。その後、職場での関係がぎくしゃくしてしまい、とても居心地が悪くなったそうです。
こういった体験談を聞くと、彼氏面男子の問題は決して他人事ではないことが分かりますよね。そして、一度そういう状況に巻き込まれると、なかなか抜け出すのが難しいということも見えてきます。
では、こういった彼氏面男子にはどう対処すればいいのでしょうか。いくつかの方法を考えてみましょう。
まず最も大切なのは、「明確な境界線を引く」ということです。曖昧な態度を取っていると、相手は自分に都合よく解釈してしまいます。だから、「私たちは付き合っていない」「あなたのことは友達としか見ていない」ということを、はっきり言葉にして伝える必要があります。
これは言うのが難しいと感じる人も多いでしょう。相手を傷つけたくない、関係を壊したくない、そういった気持ちがあるからです。でも、考えてみてください。今のままの状態を続けていて、あなたは幸せですか。毎回会うたびに不快な思いをして、LINEが来るたびにうんざりして、そんな関係を続ける意味があるでしょうか。
はっきり言うことは、相手のためでもあります。曖昧にしていると、相手はいつまでも希望を持ち続けてしまいます。それよりも、早い段階できちんと伝えた方が、お互いのためになるのです。
次に大切なのは、「距離を置く」ということです。言葉で伝えても相手が理解してくれない場合、物理的な距離を取ることが効果的です。連絡の頻度を減らす、会う回数を減らす、そういった行動で「あなたに興味がない」というメッセージを伝えるのです。
ただし、これをする時は中途半端にやらないことが大切です。たまに優しく返信してしまったり、久しぶりに二人で会ってしまったりすると、相手は「まだ可能性がある」と思ってしまいます。距離を置くと決めたなら、徹底的にやることが重要です。
また、「友人に相談する」ということも忘れないでください。こういった問題は、一人で抱え込むとどんどん辛くなっていきます。信頼できる友人に話を聞いてもらうだけでも、気持ちが楽になることがあります。そして、第三者の視点からアドバイスをもらうことで、自分では気づかなかった解決策が見つかることもあるのです。
友人に相談することには、もう一つメリットがあります。それは、万が一相手がストーカー的な行動に出た場合、すでに周囲の人に状況を共有しているということです。最悪の事態を想定するわけではありませんが、自分の身を守るためにも、周囲の人に状況を知っておいてもらうことは大切です。
ここで一つ、心に留めておいてほしいことがあります。それは、「あなたは何も悪くない」ということです。彼氏面男子に悩まされている女性の中には、「自分が何か勘違いさせるようなことをしたのかな」と自分を責めてしまう人がいます。でも、それは違います。
普通に友達として接していただけなのに、相手が勝手に恋人関係だと思い込んでしまった。それは相手の問題であって、あなたの問題ではありません。あなたは普通にコミュニケーションを取っていただけです。それを恋愛感情と勘違いされたとしても、あなたに非はないのです。
だから、自分を責める必要は全くありません。むしろ、自分の気持ちを大切にして、嫌なことは嫌だとはっきり言っていいのです。相手の気持ちを優先しすぎて、自分が我慢し続ける必要はありません。
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