彼氏がいるのに、他の女性と遊びに行く。もしくは、彼女がいる男性と二人で会う。この状況、あなたはどう思いますか。胸がざわざわして、モヤモヤした気持ちになる。そんな経験、一度や二度はあるんじゃないでしょうか。
夜中にふと目が覚めて、スマホを開いたら彼氏からのメッセージ。「今日、会社の後輩の女の子と飲みに行ってくる」なんて書いてあったら、あなたはどう返しますか。「いってらっしゃい」と送りながらも、心の中では不安がグルグル回り始める。そんな夜を過ごしたことがある人、きっと多いはずです。
私の知り合いにも、まさにこの状況で悩んでいた女性がいました。彼女の彼氏は社交的な性格で、男女問わず友達が多いタイプ。週末になると「今日は大学時代の友達と会ってくる」と言って出かけていく。その友達というのが女性であることも珍しくなくて、彼女は毎回モヤモヤしながらも「いってらっしゃい」と送り出していたそうです。
でも、ある日とうとう我慢できなくなって、「なんで彼女がいるのに、他の女の子と遊びに行くの」って聞いたらしいんです。そしたら彼氏は不思議そうな顔をして、「だって友達じゃん。何がダメなの」って返してきたんだとか。この温度差、すごく典型的ですよね。
こういう問題って、実は男女の認識のズレから生まれることが多いんです。だからこそ、まずは相手の心理を理解することから始めてみませんか。理解することで、少しは心が楽になるかもしれません。
まず考えてみたいのは、彼女持ちの男性と遊ぶ女性の心理です。一体何を考えて、わざわざ彼女がいる男性と会っているんでしょうか。もちろん、全員が同じ理由で会っているわけじゃありません。人それぞれ、様々な思いがあるんです。
一番多いのは、本当にただの友達として見ているパターンです。職場の同僚だったり、学生時代からの友人だったり、趣味仲間だったり。そういう関係性の中で、相手に彼女がいるかどうかなんて、正直あまり関係ないと思っているんですね。
男性と女性が友達になれるかどうかって、よく議論になりますよね。でも実際、純粋に友情だけで繋がっている男女って、確かに存在するんです。お互いに恋愛対象として見ていなくて、共通の趣味や話題で盛り上がれる関係。そういう友達なら、相手に恋人がいようがいまいが、普通に遊びに行くのは自然なことなんじゃないでしょうか。
ただし、ここで重要なのは「本当に」友達として見ているかどうかです。表面上は友達のフリをしていても、心の奥底では違う感情を抱いている場合もあります。これが厄介なところなんですよね。
例えば、相手の男性に少しだけ好意がある女性。でも彼女がいるから、表立ってアプローチはできない。だから友達という立場を利用して、近くにいようとする。こういうケースも少なくないんです。本人は自覚していないかもしれませんが、無意識のうちにそういう行動を取ってしまうことってあるんですよね。
それから、刺激を求めているタイプの女性もいます。彼女がいる男性と会うことに、どこかスリルを感じている。禁断の関係、とまではいかなくても、ちょっとしたドキドキを楽しんでいる部分があるんです。これって、日常に退屈を感じている人に多い心理かもしれません。
平凡な毎日の中で、ちょっとした刺激が欲しい。でも本気で不倫をするわけでもない。その境界線のところで、危うい関係を楽しんでいる。自分でも「これってどうなんだろう」と思いながら、やめられない。そんな複雑な心境なんでしょうね。
さらに言えば、自分自身の価値を確認したいという心理もあります。彼女がいる男性が自分のために時間を作ってくれる。それが嬉しくて、自分の魅力を再確認できる。「私って、彼女がいる人でも惹きつける魅力があるんだ」という自己満足に浸れるわけです。
これは少し歪んだ自己肯定の仕方かもしれませんが、自信のない人ほどこういう方法で自分の価値を測ろうとすることがあります。本当は自分自身の内面から自信を持つべきなんですけど、それが難しいから他人からの承認を求めてしまうんですね。
一方で、自分に彼氏がいるのに彼女持ちの男性と遊ぶ女性もいます。この場合は、また別の心理が働いていることが多いです。多くは彼氏への当てつけだったり、嫉妬心を煽りたかったり。「私だって他の男性と仲良くできるんだから」というアピールなんです。
これって、実は彼氏への愛情の裏返しだったりします。もっと構ってほしい、もっと大切にしてほしい。でもそれを素直に言えなくて、遠回しな方法で気を引こうとしている。すごく不器用なやり方ですけど、気持ちはわからなくもないですよね。
では次に、彼女がいるのに他の女性と遊ぶ男性の心理について考えてみましょう。これもまた、女性側とは違った視点があるんです。
多くの男性にとって、友情と恋愛は完全に別物なんです。だから彼女がいても、女友達と遊ぶことに何の矛盾も感じていません。むしろ「なんでダメなの」と本気で疑問に思っている人も多いんですよね。
男性の思考回路では、恋愛対象ではない女性はカテゴリーが違うんです。極端に言えば、男友達と会うのと同じ感覚。だから彼女が不安がる理由が、最初は理解できないことも多いんですね。
もちろん、全ての男性がそうだとは限りません。中には、他の女性と会うことで彼女を不安にさせているとわかっていながら、それでも会い続ける人もいます。この場合は、自分の自由を優先しているとも言えますし、彼女への配慮が足りないとも言えます。
それから、自分の魅力を確認したいという心理も男性にはあります。女性に限らず、男性も承認欲求は強いものです。彼女以外の女性からも好かれている、モテている。そういう実感が、自己肯定感を高めてくれるんです。
特に、彼女との関係がマンネリ化している時期には、この傾向が強くなります。彼女からは当たり前の存在として扱われるようになって、ドキドキ感がなくなってきた。そんな時に、他の女性から新鮮な反応をもらえると、つい嬉しくなってしまう。これは人間の自然な心理なのかもしれません。
ただし、これを繰り返していると、彼女との関係がどんどん希薄になっていく危険性があります。他の女性と会うことで満足してしまって、彼女との時間を大切にしなくなる。気づいたら、二人の間に大きな溝ができていた、なんてこともあり得るんです。
さらに言えば、束縛されたくないという気持ちも関係しています。男性の多くは、自由でいたいという欲求が強いんですね。彼女に「あれダメ、これダメ」と言われると、反発心が湧いてくる。だから、あえて他の女性と会うことで、自分はまだ自由だという感覚を保ちたいんです。
これは子供っぽい反応かもしれませんが、誰だって窮屈な関係は嫌ですよね。ただ、その自由と彼女への配慮のバランスをどう取るかが、成熟した大人としての課題なんです。
では、こういう状況になったとき、私たちはどう対処すればいいのでしょうか。感情的になって責めたてても、関係は悪化するばかり。冷静に、でも自分の気持ちはしっかり伝える。そのバランスが大切なんです。
まず何より大切なのは、コミュニケーションです。「他の女性と遊ぶのが不安」という気持ちを、素直に伝えてみてください。ただし、責めるような口調ではなく、自分の正直な感情として伝えるんです。
「あなたが他の女の子と遊びに行くと、私はすごく不安になるの。あなたを信頼していないわけじゃないんだけど、やっぱり心配になってしまう」という風に。こうやって「私メッセージ」で伝えることで、相手も防衛的にならずに聞いてくれる可能性が高まります。
「なんで他の女と遊ぶの!」と責められたら、誰だって反発したくなりますよね。でも「不安なの」と言われたら、「そうか、心配させちゃってたんだ」と気づくことができるんです。この違い、とても大きいですよ。
そして、お互いに許容できる範囲について話し合うことも重要です。完全に禁止するのは現実的じゃありませんし、相手を束縛しすぎると関係が窮屈になってしまいます。でも、何でもOKというのも、あなたが辛すぎますよね。
だから、「グループで会うのはいいけど、二人きりは避けてほしい」とか、「頻度を減らしてほしい」とか、具体的な線引きをするんです。そして、その理由もちゃんと説明する。「二人きりだと、何かあるんじゃないかって不安になるから」って正直に言っていいんです。
相手がそれを理解してくれるかどうかが、実は二人の関係性を測る重要なポイントになります。あなたの不安に寄り添ってくれて、譲歩してくれるなら、それは良い関係だと言えるでしょう。逆に、全く聞く耳を持たないなら、その関係について考え直す必要があるかもしれません。
信頼関係を築くことも欠かせません。結局のところ、相手を信頼できていれば、他の異性と会っていても大きな不安にはならないものです。でも、信頼関係って一朝一夕には築けませんよね。日々の積み重ねが大切なんです。
普段から、お互いの気持ちを確認し合う。愛情表現を忘れない。予定や行動を共有する。こういった小さなことの積み重ねが、強い信頼関係を作っていきます。そして、信頼関係があれば、多少のことでは揺らがない安定した関係が築けるんです。
それから、自分自身の自信を持つことも大切です。相手が他の女性と会うことに不安を感じるのは、もしかしたら自分に自信がないからかもしれません。「私より魅力的な人がいたら、そっちに行ってしまうんじゃないか」という恐れ。
でも、あなたには必ず魅力があります。相手はあなたを選んで、今も一緒にいるんですから。その事実を忘れないでください。自分の良いところを見つめ直して、自信を持つ。そうすれば、他の女性の存在もそこまで脅威に感じなくなるはずです。
ただし、ここで注意してほしいのは、自分を責めすぎないことです。不安を感じるのは、決して悪いことじゃありません。それはあなたが相手を大切に思っているからこその感情です。だから、「不安になる自分がダメなんだ」と思い込まないでください。
不安な気持ちは自然なものとして受け入れつつ、その不安をどう扱うかが重要なんです。感情に飲み込まれて行動を制限しすぎるのも問題ですが、感情を押し殺して我慢しすぎるのも健全じゃありません。バランスを取りながら、相手と向き合っていくことが大切なんですね。
そして最後に、相手の行動をよく観察してみてください。他の女性と会っているとき、その前後の態度はどうですか。やましいことがあれば、人は必ず何かしらのサインを出すものです。
例えば、誰と会うかを隠そうとしたり、スマホを必要以上に気にしたり、帰ってきてから妙によそよそしかったり。こういった変化があれば、少し警戒した方がいいかもしれません。逆に、オープンに話してくれて、会った内容も教えてくれるなら、本当に友達として会っているだけの可能性が高いです。
ある友人は、彼氏が女友達と会うたびにその日の話を詳しく聞いてくるそうです。詮索するためじゃなくて、純粋に興味を持って聞く。そうすると彼氏も喜んで話してくれるし、隠し事なんてないんだなって安心できるんだとか。これも一つの方法ですよね。
恋愛って、本当に複雑です。相手を信じたいけど不安になる。自由にさせてあげたいけど寂しい。そんな矛盾した気持ちの間で揺れ動くものです。でも、その揺れ動きも含めて、恋愛なんじゃないでしょうか。
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