草食系男子に恋をしたことがある人なら、きっとわかるはずです。あの、なんとも言えないもどかしさを。こちらから積極的にアプローチすれば引かれてしまいそうだし、かといって待っているだけでは何も進展しない。そんなジレンマに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
実は私も、かつて同じような経験をしました。友人に「もっとガンガン行けばいいじゃん」と言われても、相手の性格を考えると、それは逆効果だとわかっていたんです。草食系男子には、草食系男子なりのアプローチ方法があるんですよね。
今日は、そんな草食系男子の心を掴むためのテクニックと、実際にうまくいった体験談をじっくりとお伝えしていきます。もし今、気になる草食系男子がいるなら、きっと何かヒントが見つかるはずです。
草食系男子って、どういう人たちなんだろう
まず理解しておきたいのが、草食系男子の心理です。彼らは決して恋愛に興味がないわけではありません。ただ、恋愛よりも自分の趣味や時間を大切にしたい、あるいは、恋愛における駆け引きやプレッシャーが苦手なだけなんです。
考えてみてください。世の中には「恋愛こそ人生の主役」と考える人もいれば、「恋愛は人生の一部」と捉える人もいます。草食系男子は後者に当てはまることが多く、だからこそ、恋愛を強要されるような雰囲気に居心地の悪さを感じてしまうんですね。
また、彼らの多くは繊細で観察力があります。相手の感情の変化に敏感だったり、空気を読むのが得意だったりします。だからこそ、ベタベタと迫ってくる人を見ると、「この人、ちょっと重いな」「自分のペースを乱されそうだな」と感じて、距離を置こうとしてしまうんです。
でも、それは決してあなたが悪いわけではありません。ただ、アプローチの仕方が彼らのタイプに合っていないだけなんです。では、どうすればいいのでしょうか。
安全な存在になることから始めよう
恋愛において「安全」という言葉は、一見地味に聞こえるかもしれません。でも、草食系男子にとって、この「安全」こそが最も重要なキーワードなんです。
彼らは、自分のペースを守りたいと思っています。だからこそ、最初から「恋愛対象」として接近するのではなく、まずは「一緒にいて楽な人」「気の置けない仲間」として認識してもらうことが大切です。
具体的にはどうすればいいのか。例えば、グループで遊んでいる時に、自然に彼の隣に座ってみる。共通の趣味があるなら、その話題で盛り上がってみる。彼が好きなゲームやアニメ、音楽について、否定せずに興味を持って聞いてみる。こういった小さな積み重ねが、彼の心の中に「この人と一緒にいると、なんだか落ち着くな」という印象を作っていくんです。
ここで大切なのは、焦らないこと。恋愛は時にマラソンのようなものです。特に草食系男子相手の場合、スタートダッシュよりも、じっくりと距離を縮めていくペース配分が重要になってきます。
褒め方にも、ちょっとしたコツがある
人は誰だって褒められると嬉しいものです。でも、草食系男子に対しては、褒め方にもちょっとした工夫が必要なんですよね。
「かっこいいね」「素敵だね」といった、いかにも恋愛を意識した褒め方は、彼らにとってプレッシャーになることがあります。それよりも、彼らの努力や、さりげない気遣い、知識やスキルを褒める方が、ずっと効果的なんです。
たとえば、彼が新しい服を着てきた時。「その服、すごく似合ってるね。センスいいね」と、外見そのものよりも「選ぶセンス」を褒める。彼が詳しい話をしてくれた時には、「その話、すごく面白かった。〇〇君って、本当に詳しいんだね」と、彼の知識を認める。
こういった褒め方をされると、草食系男子は「ああ、この人は自分のことをちゃんと見てくれているんだな」と感じます。そして、そういう褒め方をしてくれる人に対して、自然と心を開いていくんです。
私の友人は、気になる草食系男子が料理が得意だと知って、「今度、何か作り方教えてもらえる?」と頼んでみたそうです。すると、彼はすごく嬉しそうに、自分のレシピを共有してくれたとか。褒めるというより、彼の得意なことを「認めて、頼る」というスタンスが、距離を縮めるきっかけになったんですね。
スキンシップは、ほんの少しずつ
スキンシップと聞くと、手をつなぐとか、ハグするとか、そういったことを想像するかもしれません。でも、草食系男子に対しては、そんな大胆なスキンシップは逆効果です。
最初は本当に、本当に小さなところから始めましょう。たとえば、何かを説明する時に、画面を一緒に見ながら少し近づいてみる。飲み物を渡す時に、手が軽く触れる。話している時に、彼の腕をポンと軽くたたく。こういった「友達でもするかな?」というレベルのスキンシップから始めるんです。
なぜこれが効果的かというと、人間は繰り返し接触することで、相手に対する親近感が増していくからです。心理学では「単純接触効果」と呼ばれているんですが、何度も顔を合わせたり、触れ合ったりすることで、相手への好感度が自然と上がっていくんですね。
草食系男子は、最初のうちはあなたのことを「友達」としか見ていないかもしれません。でも、こうした小さなスキンシップを重ねることで、だんだんと「あれ、この人と一緒にいると、なんだかドキドキするな」と感じ始めるんです。そして、そこから「もしかして、俺、この人のこと好きなのかな」という気持ちが芽生えてくるんです。
ここで重要なのは、あくまでも自然に、そしてさりげなく行うこと。わざとらしいスキンシップは、彼らに「この人、狙ってるな」と悟られてしまい、警戒されてしまいます。
頼られると、男性は弱い
草食系男子だからといって、「頼りにならない」わけではありません。むしろ、彼らの多くは、誰かの役に立つことで自己肯定感を得るタイプなんです。
だから、あなたから「ちょっと助けてほしいんだけど」と頼られると、彼らは内心すごく嬉しいんですよね。自分が必要とされている、自分にしかできないことがある。そう感じることで、彼らは自信を持つことができます。
もちろん、あまりにも頻繁に頼ったり、大きなことを頼みすぎたりすると、逆に負担になってしまいます。でも、小さなこと、たとえば「このアプリの使い方がわからなくて」「引っ越しの手伝い、少しだけお願いできないかな」といった、彼ができる範囲のことをお願いするのは、とても効果的です。
そして、助けてもらった後は、必ずお礼をしましょう。「本当に助かった。ありがとう」という言葉はもちろん、「お礼に、今度ご飯おごらせて」と提案してみるのもいいですね。こうすることで、自然と二人きりで会う機会が増えていきます。
彼の中で、「この子のために何かしてあげたい」という気持ちが育っていけば、それはもう恋愛感情の第一歩です。あなたは彼にとって「守ってあげたい存在」になっていくんです。
最後の一押しは、あなたから
ここまで来たら、あとはもう少しです。でも、草食系男子の多くは、自分から告白するのが苦手です。「もし断られたらどうしよう」「関係が壊れたらどうしよう」という不安が先に立って、なかなか行動に移せないんです。
だからこそ、最後の一押しは、あなたからする必要があるかもしれません。といっても、いきなり「付き合ってください」と告白する必要はありません。もう少し遠回しに、でも確実に、あなたの気持ちを伝える方法があります。
たとえば、「私、〇〇君みたいな人、すごく好きなタイプなんだよね」と、ちょっと遠回しに伝えてみる。彼が「え、それってどういう意味?」と反応したら、「どういう意味だと思う?」と笑って返してみる。こういうやりとりの中で、彼も自分の気持ちを確認していくんです。
あるいは、もっと直接的に「〇〇君と一緒にいると、すごく楽しいし、幸せな気持ちになる。もっと仲良くなりたいな」と伝えてみるのもいいでしょう。ここで大切なのは、「告白」というよりも、「気持ちを共有する」というスタンスで話すことです。
プレッシャーを与えずに、でも確実にあなたの気持ちが伝わるような言い方をすることで、彼も安心して自分の気持ちを表現できるようになります。
実際にうまくいった話
ここからは、実際に草食系男子との恋を成就させた人たちの体験談をご紹介します。きっと、あなたの状況にも当てはまる部分があるはずです。
まず一人目は、A子さんという女性の話です。彼女は写真サークルで、とてもおとなしい男性に恋をしました。彼はいつもカメラを構えて風景ばかり撮っていて、人とはあまり関わらないタイプだったそうです。
A子さんは、まず彼の写真に興味を示すことから始めました。「その構図、本当に素敵ですね。どうやってそんな風に撮れるんですか」と質問したり、彼がSNSにアップする写真に丁寧にコメントを残したりしていました。
すると、彼も少しずつ心を開いてくれるようになり、写真の話で盛り上がれるようになったそうです。そこでA子さんは、「あの場所、すごく写真映えしそうだから行ってみたいんだけど、詳しい?」と頼ってみました。彼は快く「じゃあ、案内するよ」と言ってくれて、二人で写真スポットを巡ることになったんです。
最初のうちは、本当に写真の話だけで終わっていたそうです。でも、何度か一緒に出かけるうちに、二人の間には確実に特別な空気が流れるようになっていきました。そして、ある日とても綺麗な夕日を見た後、A子さんは思い切って言ったそうです。
「ねえ、私のこと、ただの写真友達だなんて思ってないよ。だって、〇〇君と一緒にいると、すごく幸せな気持ちになるから」
彼は少し照れくさそうに笑って、「実は僕も、A子さんと一緒に写真を撮るのが、すごく楽しいんです」と返してくれたそうです。そして、自然な流れで二人は付き合うことになりました。
A子さんの成功の秘訣は、共通の趣味という「安全な土台」を築いたこと、そして彼の得意分野で頼ることで距離を縮めたことです。さらに、告白も、彼がリラックスしている趣味の場面で行ったのがよかったんですね。
もう一人、B美さんという女性の話もご紹介しましょう。彼女は職場で、真面目で仕事はできるけれど、恋愛話には一切参加しない先輩に恋をしました。
職場という環境もあり、B美さんは最初、仕事の質問から入ったそうです。彼は人に教えるのが得意なようで、いつも丁寧に教えてくれました。そこでB美さんは、「先輩に教えてもらうと、すごくわかりやすいです。また困った時は頼りにさせてください」と、感謝とともに「頼り宣言」をしたんです。
その後、さりげないスキンシップを心がけたそうです。書類を渡す時に指が触れる、休憩時間に差し入れのお菓子を手渡しするなど、小さな接触を重ねていきました。また、彼が残業している時は「私もやることあるから」と少し残って、終わった後に「お疲れ様。ちょっとコンビニ寄って帰らない?」と声をかけるようにしていたそうです。
こうして少しずつ距離を縮めていき、ある日、大きなプロジェクトが終わった打ち上げで、少しお酒が入った時、B美さんは彼に小声で言いました。
「先輩、実はすごく好きなんです。でも、仕事に支障は出したくないから、このままでもいいです」
ちょっと押しが弱い告白ですが、これがB美さんなりの精一杯だったそうです。すると数日後、彼から「あの話、覚えてる?もしよかったら、今度食事に行かない?」とメールが来たそうです。
後から彼に聞いたところ、「ずっと気にかけてはいたけど、職場だしどう動いていいかわからなかった。あの一言がなかったら、ずっと友達のままだったと思う」と言われたそうです。
B美さんの成功の秘訣は、職場という環境を活かして「教えてもらう」関係を築いたこと、無理にデートに誘わず自然な流れで二人の時間を作ったこと、そして告白も、相手にプレッシャーを与えない「ちょっと弱気」な言い方をしたことです。
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